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『鳴る声』 (詩)

なぜ 君の声が聞こえるの
いつから 君は話さなくなったの

昨日の夕陽から
朝焼けの高速道路から
君の家から

僕は まだ話しているよ
僕の声は どこに向かっているの

歩いたの
車輪なんて使わずに歩いたの
手を繋いで 歩いたの

トンネルの中は よく声が響いたね
虹のふもとへは 行けなかったね

旅に出るの
僕は 旅に出るの
君の声と 一緒に 旅に出るの
 
 
  
 
 
 

僕の書いた文章を少しでも追っていただけたのなら、僕は嬉しいです。