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あしらの俳句甲子園2024 その2 出場するにはデバイスが必須なのよ。

 まず、あしらの俳句甲子園とは何かを簡略に説明したい。
 3名1チームで8チーム、トーナメント方式で戦い抜いてゆく。
 その前に40チームで予選を行い上位8チームに入らなければならない。
 トーナメントは俳句甲子園と同じで先鋒・中堅・大将と相手チームと一句ずつ発表し交互に相手の俳句の鑑賞からディベートを行う。有名な俳句の先生三名に勝敗を決めて頂くと言った方式だ。
 今回は40チームの募集は先着順であった。チームの名前の元になる北野きのこ氏に募集開始と同時に申し込んでもらう。
 次に前日の俳句ライブを個人で申し込んだ。
 全てパソコンやスマートフォンを操作出来なくては参加出来ないので、参加者の年齢が日頃の句会とは若返るように思われた。
 夏雲システムが俳句の世界で広範に用いられるようになってから、俳句の比較的高齢者の層にもスマートフォン所持者がなんとか俳句をネットに投句を行えるようになったように思う。
 現代の俳句ではデジタル化が進んで来てはいるが、愛好者の大多数はやはり短歌よりは年齢層は高めである。

 俳句甲子園は高校生が夏に行っている大会だが、大人もやってみたい人々がいると言う事で、冬に高校生の大会への寄付を行いながら実施している。

 そんな大会に参加する2024年元旦に石川県で震災があり、翌日そこへ支援する為に飛ぼうとしていた海上保安庁の飛行機とJALが滑走路で衝突事故。JALからは死亡者は出なかったが、海上保安庁からは死者が出た。
 6日にフライトを前日に空港会社からは混乱しているメールが度々届く。
 「01月06日 保安検査場混雑が予想されるため、お時間に余裕をもって空港へお越しください。」
「先日羽田空港にて発生した火災による滑走路閉鎖の影響を受け、明日新千歳空港でのANA便、AIRDO便における空席待ちは全路線中止とさせていただきます。臨時便の設定や運航状況につきましてはANAウェブサイトにてご確認ください。」
「01月06日 NH52 搭乗口変更のお知らせ新しい搭乗口:9」

ます、北野きのこ氏の乗るはずだった釧路→羽田空港行きの便が飛ばない。
 チームが結成できるかどうかも怪し気なってきた。
 釧路便も帯広空港からの便も取れない。

 N市からの飛行場へのアクセスは遠いばかりか振替えするのも困難な状況。これはもうチーム蝦夷のきのこは残念ながら参加出来ないかも。
 松山散策も捗るからいいかもって思っていたが、
 「羽田空港行きに乗れます!」とLINEがやってくる。
 千歳空港までの道のりを自動車を六時間の長時間運転してたどり着いたとの事。
 そしてなんと前夜祭までには着くと言う。
 こんな混乱の中の奇跡。
 もう、運を使い果たしたも同然に思えた。

 元気に会場へやって来た北野きのこ氏は北海道の仲間の元にはやって来ずに、本州の句友と盛り上がりはじめた中で参加チームの紹介が始まったのであった。

 チームのリーダー不在。
 それは来ても変わらないのであった。



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