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初~沖縄ヌリ路🌺 終了致しました!

(6月9・10日「沖縄ヌリ路」の開催報告を致します。)

― そうだ、旅に出よう ―

沖縄と言えば

あの独特な雰囲気と文化
吸い込まれそうな青い海
満天の星空
ゆったりと流れる時間…

ヌリ路では、「どんな自分になって、どのように出会うのか。」

という、新しい観点をプラスして
歴史的背景と地理的背景を共有しながら、実際に現地をまわります。


琉球王国から沖縄県への変遷
戦争に翻弄され、アメリカの支配下になった沖縄。

そして、
戦後日本へ返還され、アメリカ様式から日本様式へ、

急激に変化しなければならない状況下で、混乱を極め、平和になろう!と

”日本”になった今もなお、多くのアメリカ軍基地が残る沖縄。


朝鮮半島の歴史に似ている…
と、韓国の方が話してくれました。

今回は10名の韓国人の方達とまわる、日韓合同ヌリ路 🌏

日本で唯一、地上決戦が行われた沖縄。

「戦争を体験した悲しい歴史を持つ沖縄」

という、ところだけに止まらず
今の私たちに、そして未来にどんなメッセージが隠されているのか!?

日本の皆さんも韓国の皆さんも、歴史的背景からくる感情を超えて
今の時代を生きる人間として、この ”沖縄” という時空間と

共に出会うことができました。


以下、韓国の20代の方たちの感想を、3つご紹介させて頂きます。


一度だけでも国のアイデンティティが変わるということが、本当に大変なことなのに、短い間に2回も変わったという、どんなに大変なことなのか想像もつかない。韓国人の立場で、日本の歴史の中で共感することはないだろうと思ったが、いつの間にか沖縄の歴史に深く共感していた。(略)一つの国を規定するために、いったいどのくらい多くの犠牲があっただろうか。この混乱の中で守らなければならない、私たちのアイデンティティとはいったい何なのか、もう一度考えることができる時間となった。

                 カンさん (27歳女性、デザイン関係)


このような歴史を持ち、今もそれを抱える沖縄。私が感じた沖縄は、大自然それだけでも輝やかしい所であり、沖縄の人たちは十分に自分の人生を楽しんで生きていた。むしろこの殺伐とした都会で生きる私よりも、はるかに幸せに見えた。どんな国の人たちよりも、心を開いて視覚的に世界を見つめていたし、閉じ込められた枠にとらわれず、生きているように見えた。
そんな彼らに対して「この現実を、いったいどうしようと思うのか?」と私たちが惜しみ、訴えることなどできるわけがない。もしかすると逆に彼らが、私たちに対してそのように考え、見ているのかもしれないのだから。

                  キムさん (26歳女性、教育関係)


首里城の敷地内を見て、一方では日本、もう一方では中国の大きな国の間で混乱した琉球を見て、とても辛かった。それはまるで、私の姿を見ているようだったからだ。私だけでなく、現代人の「生き方」を見るようだった。自分に対して何も考えられなかったり、確信がない中でも自分を基準にして判断しなければならない時、ある部分においては自分より優位にある人々の意見や姿で自分がすっかり揺れてしまう。そこに自分が影響を受けると、私のアイデンティティーと主体性が限りなく自信を無くしてしまう。そんな環境の中で、いつのまにか怒りを積もらせる。もしかして、琉球王国もそうだったのではないだろうか?

いつも思っていたことだが、戦争は避けられないものだったのか?
いったい何の幸福と平和のために、多くの犠牲が必要だったのだろうか?
そして最終的に、願った幸福と平和は得ることができたのか?
その幸せと平和は、いったい誰のものなのか?
誰の幸せと平和を、優先することができるのか?
その戦争で成し得たかった究極の目標とは、いったい何だったのか?

ヌリ路を通じて沖縄を一言でまとめると、「共存」だろう。
境界線で分けることができないぐらい、美しい空と海が共存して・・
日本、韓国、米国など、数多くの国が共存して・・
眩しく美しい自然と、悲しみが共存して・・
過去と現在、そして未来が共存する・・・
まるで、「人」のような沖縄だった。

                   シムさん (24歳女性、大学生)


最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!


ヌリ路
https://www.facebook.com/nuriroad/

拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡