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短歌 #29 春告鳥

さよならを言わずにさよならするのはどうかと思う…ってどうかしていた

誰も聞いてないからこそ話したい独り言ってこうして漏れる

雪が降って川になって君の中を通り過ぎていきますよ今

霞む山春告鳥がやわらかく別れを言いに来てくれたよう

頬撫でる冷たくはない桃色の風の匂いに漏れ出づる春


#短歌
#春
#春告鳥

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