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短歌 #23 記憶

あたし達こぼれたミルクみたいだねなかったことになんてならない

コーヒーが彫像のように冷めきった明日あたりには絵画になってる

今きみのペトリコールを感じつつハグする僕はゲオスミンなり

まさかねとよもや言うまいあわよくばあわや大惨事ほどで済みたい

私とていつかは誰かの過去になるそして誰かもいつかは消える


#短歌
#記憶



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