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赤ちゃんがやってきた。

赤ちゃんがやってきた。

私のお腹の中に。

これを書いているのは13週、つわりも少しずつ落ち着いて、家事も再開、久しぶりにnoteを書く元気も出てきた。

私は14年勤めた会社を退職し、妊活に専念してきた。10月末に退職して、1月に妊娠が発覚。ここにくるまで色々と大変なこともあったが無事妊娠した今となれば、割と順調だった方だと思う。

会社を退職した私は、まず健康的な体づくりに努めた。3食きっちりと食事をとり、適度に散歩、夜は毎晩湯船につかりレッグウォーマーに腹巻を装着し布団に湯たんぽを忍ばせ、寝る前にリラックスするヨガを少々。

あくまで自己流だ、妊娠にいいとかそういうわけではなく、とにかく会社員時代にやりたかった最低限の基本的な生活を実践したかったのだ。

会社員時代は、朝会社についたらウィダインゼリーとエナジードリンク、忙しくて昼食は食べられず夕方に昼晩兼用、深夜に帰宅しシャワーで済ませ、休日は寝て過ごすか、仕事をするという生活だった。

退職して生活に余裕ができ、健康的な生活を送っているおかげで毎朝すっきりと目が覚め、体もポカポカだ。そんな生活が定着してきた頃妊娠が発覚した。

妊活をしている間は、生理予定日付近は本当にソワソワする。腹痛がある、体温が高い、頭痛がする、肌荒れがする。少しでも気になる症状があればGoogle先生にたずねまくった。何度もガッカリすることもあったが、1月はあまりにも待てなくて生理予定日の次の日に検査薬を使用。くっきりと陽性反応が出た。

ぬか喜びをする私とは反対に夫は冷静。もう一度検査するように言われたがそうすぐにおしっこが出るわけでもなく。。。二本目は失敗。

気持ちを落ち着かせるために散歩に出かけ、検査薬を追加で購入。帰宅しもう一度検査をしたらやっぱり陽性!今度は夫婦二人で手を取り合って小躍りした。その後の検診でも無事に妊娠していることがわかり、心拍も無事確認。

ほっと一安心したのも束の間、つわりが襲ってきた。幸いにも私は、仕事もしていなければ、他に子供もいない。私の妊娠を期に心配性を発揮した夫は、私以上に私に対して過保護となり、私はキツければすぐ体を休めることができた。

それでも苦しいものは苦しい。私は症状はそこまでひどくない方だと思うが、常に車酔いをしているような感覚で、それまで大好きだったコーヒーも飲みたくなくなり、食欲が落ちている中でも、食べられるものを細々と食べ、人生で初めて便秘、生活リズムが狂っていることからの不眠になった。

こんな体の中で赤ちゃんは大丈夫なのだろうか、私の心配を他所に、検診にいくたびにエコーで見る赤ちゃんはスクスクと育っていた。

おっぱいもあげてないし、寝かしつけてもいない。ただただ一人黙々と吐き気と戦っている間にも赤ちゃんは着実に大きくなっていた。

会社員時代、あんなに無茶な生活を送って体を大事にしてこなかったのに、私の体はちゃんと赤ちゃんを育てられている。私が体だったら今頃テンパっている。頑張っている体には感謝しかない。

きついのは私だけじゃない、小さな体で一生懸命大きくなろうとしている赤ちゃんもだし、生まれて初めて、誰からも教わっていないのにお腹で一つの命を育てている私の体。そして、仕事に私の世話にと文句も言わずにせっせと日々頑張っている夫。

赤ちゃんは親を選んでやってくるという。赤ちゃんが私のお腹に来てくれたのは、私の体と夫のおかげかもしれない。

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