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橋本陽介さん『中国語は不思議―「近くて遠い言語」の謎を解く―』発売!(No.988)

考える人 メールマガジン
2022年12月1日号(No. 988)

橋本陽介さんの連載が単行本化!
『中国語は不思議―「近くて遠い言語」の謎を解く―』発売!

「考える人」で連載されていた橋本陽介さんの「ふしぎな中国語――日本語からその謎を解く」が、『中国語は不思議―「近くて遠い言語」の謎を解く―』というタイトルで、新潮選書から刊行されました。

 漢字、語彙、文体……こんなに似ていて、こんなに違う!
 日本語と多くの共通点がありながら、発音や文法などが大きく異なる「近くて遠い」中国語。なぜアメリカは“美国”なのか? 過去形がないのに、過去をどう語る? 7ヶ国語に精通した研究者が、ふとした疑問から文化や思想までをも解き明かす。初心者から上級者まで新しい発見がある、目からウロコのおもしろ語学エッセイ。
 ぜひお読みください!

禅僧/革命/飲食業界/演歌/義父母の介護……――編集長のイチオシ

 早いもので2022年も残すところ1か月、あらためて「考える人」で連載中の記事を、ご紹介したいと思います。

 まずは禅僧・南直哉さんの「お坊さんらしく、ない」。修行僧時代の思い出から、住職代理を務める霊場・恐山のこと、「親ガチャ」や「コミュ力」、そして死生観まで、僧侶ならではの視点で日常を綴る随筆です。

 フランス革命は、この人物抜きには語れません。政治思想史を専門とする髙山裕二さんの連載「ロベスピエール 民主主義の殉教者」。その最新回では、「10月事件」が勃発。いよいよ革命も佳境となってきました。

 人気の南インド料理店「エリックサウス」の総料理長にして、文筆家としても活躍する稲田俊輔さんの「お客さん物語」は、飲食店の裏側や本音がたっぷり。最新回では、誰もが気になる「値上げ問題」に迫っています。

 音楽学者・輪島裕介さんの「北島三郎論」は、演歌界の大御所に迫る本邦初の論考。これまでの連載では、近代以降の日本で「音楽」がどう受容されてきたのかを論じつつ、北島三郎デビュー前夜の流行歌の状況に触れています。

 文筆の仕事と双子の子育てに加えて、「義父母の介護」という難題を抱える村井理子さんの連載「村井さん家の生活」。義父母の介護に奔走する村井さんのエッセイには、毎回「他人事ではない!」と多くの共感の声が寄せられています。

 多彩かつ魅力的な連載が揃っています。ぜひお楽しみください。(編集長・金寿煥)

(「波」2022年12月号より)

アクセスランキング

■1位 稲田俊輔「お客さん物語」
24.飲食店と価格(1)――「1000円の定食」は高いのか?

■2位 村井理子「村井さんちの生活」
今を生きる義母と、過去を追う義父

■3位 鴻巣友季子「文学は予言する」(11/17)
第5回 アマンダ・ゴーマンの詩が提起した「翻訳の政治」問題

最新記事一覧

■高山裕二「ロベスピエール 民主主義の殉教者」(11/28)
第7回 能動国民と受動国民

ついに火ぶたが切られたフランス革命。シィエスが唱えた〈二つの国民〉論に、完全な《平等》を求めるロベスピエールは強く反発、早くも”内ゲバ”の不穏な気配が忍び寄る……!

■村井理子「村井さんちの生活」(11/30)
義父の妨害工作

ベストを尽くしてきたはず義父母の介護生活が、よりによって義父自身による「妨害工作」ですべてストップ。でもこの「失敗」の原因に心当たりが――。

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