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【読書感想】 天久鷹央の推理カルテⅡ—ファントムの病棟—


天久鷹央の推理カルテⅡ
—ファントムの病棟—  知念実希人



あぁ…泣いた…(༎ຶ⌑༎ຶ)

小児科系はやっぱりキツイなぁ……。

その病気(ナゾ)、命にかかわるぞ?
炭酸飲料に毒が混入された、と訴えるトラック運転手。
夜な夜な吸血鬼が現れる、と泣きつく看護師。
病室に天使がいる、と語る少年。
問題患者の巣窟たる統括診断部には、今日も今日とて不思議な症例が舞い込んでくる。
だが、荒唐無稽な事件の裏側、その“真犯人”は思いもよらぬ病気で……。
破天荒な天才女医・天久鷹央(あめくたかお)が“診断”で解決する新感覚メディカル・ミステリー第2弾。

Amazon 内容紹介より



今回も安定の面白さ(*´∀`*)

医療系のトリック、ホント面白い‼️

【甘い毒】

肥満体のトラック運転手が事故で搬送される。

本人はコーラに毒が盛られていたと言う。

検査の結果、毒は検出されず…。



菓子やコーラばかり摂取し、170cm、140kgの肥満体。

糖尿病かなと思いきや、健康体。

謎だらけの事故に、鷹央が挑みます(*^^*)


体内では、気付かず色んな事が起きていますね…(-_-;)

初めて聞く病気ばかり。勉強になります。

【吸血鬼症候群】

生活保護者を積極的に受け入れている病院。

意識のない患者ばかりなのをいい事に、積極的なリハビリもせず、ひどい環境。

そんな病室で、血液の減った輸血パックが捨てられていた。

吸血鬼の仕業だと噂がたつ。

果たして吸血鬼は存在するのか…。



●異食症 無機物などの本来食用にならないものを、無性に食べたくなる症状。

土やチョーク、氷など。貧血のある女性に多く、特に妊娠中によく見られる。

原因としては鉄欠乏、亜鉛欠乏、強い精神的ストレス。脳の疾患による異常行動としてあらわれる場合もある。


私の知り合いに、異食症だったのかも…❓と思い当たる症状の方がいました。

氷をひたすら食べていた彼女…。

今思うとストレスを感じていたのかな(´・_・`)


知っているのと知らないのでは対応も変わりますよね…。

知っていたら何かできたかも…と思ってしまいます。


●ヘモクロマトーシス 体内に過剰に取り込まれた鉄が様々な臓器に沈着し、障害をきたす疾患。

特に肝臓や心臓などに蓄積すると、肝硬変や心不全を引き起こし、致命的な症状をきたすこともある。


鉄、不足しがちっていう感覚ですが、取りすぎても怖い…:(´ºωº`):

【天使の舞い降りる夜】

「天使を見た」と証言する、小児科の患者と看護師。

いつもなら鷹央が食いつきそうな不思議な現象だが、あまり乗り気ではない様子。

心配する姉、真鶴(まづる)と、ここぞとばかりに統括診断部を廃止しようと機会を伺う叔父。

鷹央の過去と、小児科との関係は…❓


泣きました(༎ຶ⌑༎ຶ)


ダメですって〜。小児科…。


小さいのにすごく頑張って病気と闘っている事を考えると、自分はなんて甘いんだろうと思っちゃいます…(´;︵;`)

なんか、色んな事を忘れて日常生活を送っているのが申し訳なくなってしまう。

これは、鷹央の成長のお話でもあります。



このシリーズは、中高生のうちに読みたいシリーズだなと思いました。

鷹央を通して興味深い症例をたくさん知る事ができるので、とても勉強になります。

鷹央と小鳥君の関係も気になるところ💕

個人的に鴻ノ池舞ちゃんが好き(*´ー`*)


続きも是非読んでいきたい‼️


おすすめです❗️


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