<1週間の贈り物🎁>vol.20

<今日の贈り物🎁><1週間の贈り物🎁>
#今日の贈り物🎁 #1週間の贈り物🎁
10/14(月)<今日の1ページ📖>
有栖川有栖さん/「双頭の悪魔」🗝✌️
・学生アリス(江神二郎×有栖川有栖)
・ダブルWミステリー
#今日の1ページ📖#有栖川有栖 #双頭の悪魔 #推理小説 #ミステリー #学生アリス #江神二郎 #本 #小説

10/15(火)<今日の1ライフ📚>
コナン・ドイル(C

もっとみる

迫り来る闇 /  崩れ出した日常 (なか見:社会派ミステリー小説『PHASE』より)

【 プロローグ 】

 子供の頃、地下には魔物が棲んでいると教えられた。元は地上で真実と呼ばれていたものの一部だったが、人々に恐れられ、それを語ろうとする者たちと諸共に、暗い穴の底に埋められてしまったのだという。
 やがてそんな地下世界の秘密たちが、長い間の孤独と責め苦の果てに鬼畜と化して、地上世界への復讐を始めた。彼等は人々に残酷なものを見せ、永遠に答えの出ない問いかけで人々を苦しめては、城や楽

もっとみる
「感謝する」by BNDきっての切れ者 J(ジェイ)
7

【セカンドキラー(6)】

あの雑貨ビルをふたたび訪れたのが期日ギリギリになってしまったのは、ルークちゃんを恐れていたからでも、あの薄暗い迷路然とした地下通路を忌避していたからでもない。

 単純に、五十万円を支払うのがバカらしくなったからだ。

 かといって、そんなことを正直に言ってしまっては私が殺されてしまいかねない。もっとも今さら死ぬのがいやだとも思わない。ただ、私はなんとなく、ほんとうになんとなく、ふと、疑問に思った

もっとみる
あざます!!
1

【セカンドキラー(5)】

「ともあれ、そういった相互依存――というよりも、相互援助といった感じなんでしょうけど――そういったシステムがあるので、ぼくたちは暗躍的に代行業を営めるわけなんですよ。ただですね、そのぼくたちリバースの性質を利用しようとして、リバースでもないのに代行業を騙るやからが出てきているらしいんです。ここ数年の話ですね」

「それが、今回の殺人鬼ってこと?」

「でしょうね。ぼくたちリバースのほうでは、そんな

もっとみる
やったー!!!
3

もう一人の憲玲/ドッペルゲンガーの罠 (なか見3: ドイツ情報部BNDの絡む社会派サスペンス小説『翡翠の神話』より)

なるべく毎日帰宅して憲玲(ケンレイ)の傍で過ごしたいのに、なかなか思い通りにはいかず、留守中に彼女が目覚めはしないか、あるいは容体が急変したりはしないかと、気になって仕方のないJが、あるとき仕事を終えて帰途に就くと、思いがけない光景が視界をよぎった。地元の人間しか通らないような細い路地裏を抜けて、トラムやタクシーが行き交う大通りに差し掛かったとき、ほんのワンブロック先に、見覚えのある女性の姿が見え

もっとみる
「礼を言う」by『PHASE』シリーズの中心人物 J(ジェイ)
10

【セカンドキラー(4)】

地上に出てようやくルークちゃんが手を離してくれた。エレベータのなかでもずっと握られっぱなしだった。

「あの……どうして私まで?」とがった口調にならないように気をつけた。

「どうしてって、だって依頼してくれたんですよね? ぼくたちに?」眉をしかめて不安そうに、あれぇ間違ってたらごめんなさい、とルークちゃんがあごを上げて見詰めてくる。

 くっそお、かわええなこの子。

 同性だからか、余計に際立

もっとみる
うれしー!!!
1

【セカンドキラー(3)】

「これはべつに必須事項じゃないから答えたくなかったら言わなくてもいいんだけどさ」と前置きしてから彼女は、がりごり、とカリン糖を頬張った。「その殺されたってコ――ってのはあれかな? きみの恋人?」

 ごくり、とのどを鳴らしてしまう。なぜそう考えたのだろう。モニカについて話をしたとき、私はきちんと、友人だ、と説明していたはずだ。聞いていなかったわけではあるまい。だとすればどうしてそんな詮索を向けてく

もっとみる
わーい!!!
3

【紙の本で読むべき名作選#8】「八つ墓村」で電子書籍をぶっとばせ!

たぶん1977年の松竹映画版が有名すぎるせいなのでしょうが、横溝正史の『八つ墓村』をホラーやオカルトの一派とみなして食わず嫌いしているなら、あまりにも勿体ない!

原作小説を読んだ人間として、声を大にしたい。

これは実は「宝探しの冒険小説」なのです!

なるほど、因習にまみれた地方の名家の閉塞感や、謎めいた連続殺人は描かれていますが、

後半、隠された財宝をめぐる地下迷宮の探索が始まると、がぜん

もっとみる
Ευχαριστώ!!!
6

【セカンドキラー(2)】

野茂石さやと名乗るこの女性(名刺に記載されている情報はすべて間違っていると言っていたからには、きっとこの名前も偽名なのだろうけれど)、彼女は無邪気だ。

 その無邪気さが、彼女の演技だとしても、演技でこれほどまでに無邪気を醸せる人間というのは、無邪気がどのような状態をいうのかを知っている人間でなくてはならない。それは逆説的に、彼女は、他人にある無邪気さに共感できる人間であるということで、それは究極

もっとみる
なんていいひと!!!

【セカンドキラー(1)】

【あらすじ】
殺人代行業を営む女のもとに殺人を依頼しにいく話。

※※※本編※※※(35000文字)
 

     ・ピロローグ・「セカンド・キラーの述懐」

 

 宇宙の寿命からすれば、人間の寿命なんてあってもなくてもどっちだっていいくらいの、あってもなくてもバタフライ効果さえ生じないほどの、そんな呆気ない、塵のなかの塵みたいなものなんだって、いつかお父さんが言っていた。ぼくはそのとき、お父

もっとみる
うれしー!!!
2