足蟹@UIデザイン自社開発

念願の自社UI開発。しかし、10年を越えるご長寿プロダクトの開発には制約がいっぱい。 …

足蟹@UIデザイン自社開発

念願の自社UI開発。しかし、10年を越えるご長寿プロダクトの開発には制約がいっぱい。 しかも、ひょんなことから、デザインチームのリーダーに!? 体制が整っていない組織で今日も奮闘中...

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現状の組織課題

UIデザイナーから見た、組織課題と対策についてまとめる 事業戦略立案の段階UIデザイナーの責任範囲の定義 競合他社がUXを取り入れている以上、最低限のUXの知識を入れる必要はあるのではないだろうか?UXの知識の有無。それは競争力と直結するのではないのか? 私の責任としては、それを分かるように説明することである。理解した上でUXについて、検討するしないを判断をできる状態にする所までが、私にできることだ。 第一の障壁 デザイナーが、UIの話”だけ”をしてるんじゃないと理

    • どこまでがデザイナーの仕事なのか

      私はUIデザイナーなので、私がUXの話をすると「製品開発の話なんだな」と解釈される。しかし、UXとは製品開発の話なのだろうか? 例えば、今期事業で何をやります。ということを考えるとする。そこにサービス開発の内容が入らない訳がない。そこでUXの知見を持った人がいなければ、ビジネス的なエコシステムだけを基盤とした計画がされるだろう。それで、果たして良いのだろうか? 事業部が何をするか?について、私は意見する立場にはないが、UXの専門家が組織内にいないのならば、UXの視点を戦略

      • UXをやりたいんじゃないのか?

        課題:事業計画を立てるために、ユーザーインタビューをしなさい。そういうミッションを与えられている。成果物は事業計画。 で、ユーザーインタビューを行っている。 そこで、このデータを計画にする前に、ユーザー体験のモデリングをした方が良いですよ?という話をしても、いまいち伝わらなかった。 「どんなものが欲しいですか?」と聞いて、ユーザーから返ってきた答えをまとめることが”ニーズ探索”ではない。 計画や施策の話にする前に、人の解像度を上げる必要がある この認識はある。 話

        • ユーザーインタビューのあと”モデリング”をやりませんか?提案したログ

          「UXが大事なんだって!じゃあ、インタビューしてみよう。」といって、UXリサーチデビュー🐣する企業が増えていると思う。しかし、「ユーザーがこう言っていたから、この施策をやってみよう!」というように進めても、うまくいかないことがよくある。 ということを、事業部の人に共有するために集めた情報のメモ。 速く走る馬が欲しい?「どんなものが欲しいですか?」と聞いて、ユーザーから返ってきた答えをまとめることが”ニーズ探索”ではない。よく使われる例えに、「速く走る馬🐴」の話がある。

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        • UXリサーチ
          2本
        • 【実録】プロジェクトマネジメント
          2本
        • 100日後にReactをちょっと理解するデザイナー
          5本
        • 誰かの上司になるということ
          1本

        記事

          【実録】プロジェクトの立て直し#1

          プロジェクトの立て直しをすることになった。一週間目の状況を振り返る。 課題10人のプロジェクトメンバーの意識統一ができない(漠然と) 今どの段階にいて、何を、いつまでに、やらなければいけないのかが整理できない。 アジェンダは存在するが、一部の人しか認識できていない。 時間切れとなり、会議で決めなければならないことが決まらない。 進まないので、開発チームの代表として、私が入ることになった。 メンバーと話したこと普段仲の良くしている(私が懐いている)メンバーと雑談をし

          【実録】プロジェクトの立て直し#1

          プロジェクト・チーム・ビルディングの3ステップ

          「〜さんと意見が合わないんです。」 「進めようとしているのに、〜さんだけが反対するんです。」 オフィスの自席にいると、そういう相談を受ける。UIデザインの話ではなく、”デザイナー”というキャラクターに対して行われる、"プロジェクトの進め方"の相談。毎週そんな話を聞いている中で、パターンが分かってきたので、ここに共有したい。 よくある失敗パターンAさん:世界を変える Bさん:売り上げを伸ばす Cさん:利益を最大化する Dさん:コストカットする たとえば、こんな風に目的の方向

          プロジェクト・チーム・ビルディングの3ステップ

          実務に基づいたUX学習の振り返り

          私は限界インハウスデザイナー。ひょんなことから、デザインチームのリーダーに!?グラフィック出身だけど、無理やりUIデザインもやり始めたよ。2020年からUIデザインを請負い始めたので、今年で4年目になった。 課題に対して、自分のやるべきことを決めて来た。UX領域を考える人材が社内に居ないことが分かってから、独学で学習をスタートしたのが2022年の秋。約1年が経過し、2023年の秋にはUX基礎検定にも合格した。次はHCDスペシャリストを目指していきたい所だ。 本記事では、こ

          実務に基づいたUX学習の振り返り

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - 同僚のエンジニアに話してみた感想

          私はエンジニアという"生き物"が大好きだ。思考や発言が論理的で、私のゆるふわな思考にツッコミを入れてくれる。ちょっと浮世離れしている部分があったり、逆に人間臭い部分があったりと、人によって個性があって面白い。そして彼ら自身が、エンジニアという"生き物"はこういうものだ、という風にその性格を客観視しているのも、理性的で好きな所。 そんな同僚たちに「Reactのプロゲートをやってみた」という話をしてみた。 いかに分からないかが分かったコードを書くまでは出来るかもしれない。しか

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - 同僚のエンジニアに話してみた感想

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - 親子コンポーネント

          私は限界インハウスUIデザイナー。最近、エンジニアの工数が不足し、開発を効率化するため、デザインシステムを導入し浸透する活動をしている。 そこで出てくるのが「React」だ。リアクトって何すか…フロントエンドチームから説明はしてもらえるのだが、自分でも調べておかないとやばい。 HTMLとCSSがちょっと書けるレベルのデザイナーが、Reactについて調べた記録を残していくよ。 書ける様になるまではいかなくても、実際エンジニアが何をやっているのかを、UIを設計する立場から知

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - 親子コンポーネント

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - コンポーネントが表示されるまで

          私は限界インハウスUIデザイナー。最近、エンジニアの工数が不足し、開発を効率化するため、デザインシステムを導入し浸透する活動をしている。 そこで出てくるのが「React」だ。リアクトって何すか…フロントエンドチームから説明はしてもらえるのだが、自分でも調べておかないとやばい。 HTMLとCSSがちょっと書けるレベルのデザイナーが、Reactについて調べた記録を残していくよ。 書ける様になるまではいかなくても、実際エンジニアが何をやっているのかを、UIを設計する立場から知

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - コンポーネントが表示されるまで

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - ちょっと触ってみたい

          私は限界インハウスUIデザイナー。最近、エンジニアの工数が不足し、開発を効率化するため、デザインシステムを導入し浸透する活動をしている。 そこで出てくるのが「React」だ。リアクトって何すか…フロントエンドチームから説明はしてもらえるのだが、自分でも調べておかないとやばい。 HTMLとCSSがちょっと書けるレベルのデザイナーが、Reactについて調べた記録を残していくよ。 書ける様になるまではいかなくても、実際エンジニアが何をやっているのかを、UIを設計する立場から知

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - ちょっと触ってみたい

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - リアクトってなんだ?

          私は限界インハウスUIデザイナー。最近、エンジニアの工数が不足し、開発を効率化するため、デザインシステムを導入し浸透する活動をしている。 そこで出てくるのが「React」だ。リアクトって何すか…フロントエンドチームから説明はしてもらえるのだが、自分でも調べておかないとやばい。 HTMLとCSSがちょっと書けるレベルのデザイナーが、Reactについて調べた記録を残していくよ。 Reactって何ですか?いつもならGoogle先生に聞く所だが、ChatGPT先輩に聞いてみた。

          100日後にReactをちょっと理解するデザイナー - リアクトってなんだ?

          誰かの上司になるということ #0

          サラリーマンとして生きていると、どこかで誰かの上司になるということがある。自分が望む望まないに関わらず、お鉢が回ってくる。自分が何か大義を成した訳ではなくても、上司が辞めたからなどの環境要因で任命されることもあるだろう。(私は心太式と呼んでいる) 私はこの心太式で、稼働が減る上長の"名代"を仰せつかった。元々、平なので主任くらいのイメージ。「長」ではない。しかし、歳上メンバーのマネジメントをしなければならない。嫌な仕事だ。 2022年の初めから任を受けたので、そろそろ丸2

          誰かの上司になるということ #0

          備忘録|UX開発で必要になる概念メモ

          開発側の要求ゴールの明文化 ゴールが暗黙の了解になっていたら、チームで明文化して共通認識を持った方が良い -ビジネスゴール -製品目標 -ブランドアイデンティティ(概念的な関連性・感情の反応の集合体) -成功測定基準   -滞在時間(長く回遊して欲しいのか、速く処理を完了させたいのか) >自社でUXの理想論はよく語られているが、具体的な測定基準の設定が甘い気がしている。何だか「エモい」ものだとして、担当者の嗜好で方針が決まっている気がする。こんなものは戦略と言えない。

          備忘録|UX開発で必要になる概念メモ

          ShutterStock→AdobeStockへ乗り換えで63万円/年コストカットした

          課題自社において、年契約でShutterStockを使用している。しかし!10%の値上げ+近年の円安で、料金が前年より、かなり高くなってしまった!! 以下が契約中のプランだが、これが最小の単位でダウングレードができない。ざっと月々8万円、年間96万円くらい…ちょっと高いな…現状のダウンロード数を数えると、100をちょっと過ぎる程度。 Adobe Stock|素材の有無AdobeCCを使用しているので、Adobe Stockで代用できないか検討した。 過去のダウンロード履

          ShutterStock→AdobeStockへ乗り換えで63万円/年コストカットした

          音声文字起こし|Adobe Premier

          現状デザインの仕事で2023年の個人的なハイライトを挙げるとしたら、真っ先に思いつくのは、自社がユーザーリサーチに目覚めたこと。昨年までは、UXが大事だ!と口では言っていたけれど、具体的に何もしていなかった。 そこで、ユーザビリティテストとユーザーインタビュー、アンケートなどの各調査方法の違いやその目的、UX開発と事業活動は分離しないのだということを説明して回った。 2022年の夏から、まずは社内でやって見せ、協力者・賛同者を増やし、リサーチが不足しているプロジェクト

          音声文字起こし|Adobe Premier