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オンライン留学2023年秋学期 先生と仲間と課題の締切があるという贅沢を満喫中

学校で勉強することの最大のメリットは「先生とクラスメートがいて、さらにスケジュールがある」ことだと思う。

もちろん、独学のほうが良いところもある。先生との相性に左右されないで済むし、自分のペースでできるし、お金がかからない。こうやって書き出してみると、仕事するうえで会社に属するのとフリーランスで働くのとどちらでいいか・・・という議論にも通ずるところがありそうな気がする。

それはさておき、先述の通り学校は「先生とクラスメートがいて、さらにスケジュールがある」。これは通信・通学どちらにも共通して言えることで、私が現在実践中のオンライン留学でもその有難みを感じている。

Ball State University の Master of Computer Scienceの科目登録をして、はじめての秋学期が始まって約10週間が経過した。毎週の小テストに加えて、試験が2回と大きめの提出物が2回あった。

ここらへんの学習ペース配分や習熟度テストのタイミングに、その学校やプログラムの特徴が強く現れると思う。学習ペースやカリキュラムの相性がよい学校や先生が見つかると、独学するよりもずっと学びやすくなる。私にとって、BSUのこのコースは以前履修したU. of LondonのCSコースよりペース感覚が適度に刺激的でちょうどよい。いっぽうでクラスメートは別大学で履修した授業の進むペースが早すぎて死にそうだったがBSUは適度でよいと言っていた。

スケジュールは自分で決めることもできるが、他者が決めてくれたものがあると、やる気がでないときにも「XX日までに課題を出さなければ」と踏ん張れる〆切効果がある。どうしても無理なときはそれが重荷になる可能性もあるけれど、もう一歩がんばれば・・・というときに背中を押してくれる存在のありがたみは、プライスレス。

クラスメートとのやり取りを通しても学ぶことは多いので、学友と自分のレベルが違いすぎないことも大切。無理してハイレベルすぎる学校に入学しても授業についていけなくて脱落しちゃう・・・というのは10代の頃からありがち問題。

そしてオンラインであっても、情報交換をするクラスメートがいるというのは心強い。先生や公式サポート(TA)に聞くほどのことじゃないことも気軽に聞けるし、ちょっとした情報交換もできる。先ほど挙げたような別大学のコースについての雑談もできるし、Jupyter notebookでインポートできないパッケージがあったときに同じ状況の仲間がいたのでさくっと問題解決できたこともあった。

もちろんオンラインでは不足しているものもある。キャンパスで開催されている学校イベントの案内が来たり図書館リソースを活用したいなと思ったときは、足を運べる距離に学校があったらよいなと思う。「オンライン留学」は便利ないっぽう、登校することは難しい(行く自由はあるけど、単純に遠いので気軽には行けない)。いずれ旅行したときにでもキャンパス訪問したいけど、いつになるかは未定。まぁこれは外資系企業で働いてる人間が本社になかなか行けないのと同じで、海外組織に属する人間の避けられない宿命だろう。

とはいえアメリカにいる同級生も多くいるが、大学キャンパス近くに住んでいるひとは(オンライン開講コースなのもあって)数えるほどしかいないみたい。なのでキャンパスに行けなくても学ぶうえで不利なことは何もない。オンラインで学びたいという気持ちを満たしてくれるという意味では素晴らしいプログラムだなぁと感謝しつつ、課題に追われる毎日を過ごしている。


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