マガジンのカバー画像

my俳句あれこれ

11
自身の俳句や俳句に関する”あれこれ”をまとめてみました。
運営しているクリエイター

記事一覧

梅と小鳥で一句

梅の花とまり木となる小枝かな 梅の花の細い小枝も、小鳥にとっては立派なとまり木になること…

カニナ
2か月前
144

好きな文字で一句 feat.ふるさと

吾のこころ形づくるよ雪と雲 本年最初のnoteは、ふるさとの山をヘッダー画像にすると決めてい…

カニナ
3か月前
119

「さわやか」が季語と知って一句

風さやか行きかう人の頬に笑み 「さわやか」が秋の季語と知ったのは一昨年の10月。とある朝、…

カニナ
6か月前
93

幾億の刹那

以前、「軽微なお知らせ」で紹介しました、フォト俳句雑誌『楽しむ!フォト五七五入門』の中に…

カニナ
7か月前
89

「あかね色の空」から一句

あかねさす空に一羽よ秋の鳶 貴重な17文字、「あかね空」も考えましたが、「あかねさす空」を…

カニナ
7か月前
87

夏の入道雲から一句

山あいに夏雲がわく青空へ そのまま、目にしたとおりの一句です。 でも、ちゃんと目を閉じて…

カニナ
8か月前
78

「桜は下を向いて咲く」から一句

これは第16代桜守の言葉で、メモ魔の私の青い手帳に長らく眠っていたものです。 第16代桜守とは、京都の造園業「植藤」の16代当主、佐野藤右衛門さんで、今しがた「第16代桜守」で検索して確認しました。 メモの日付はずいぶん以前の4月28日。 日本人が桜を愛する理由として、「桜は下に向いて咲く」――だから、桜の木の下に立つと、包まれたような気持ちになる。 記していたのは、たったそれだけの二行です。 メモ書きの最後に、≪とあるTV番組より 第16代桜守さんの弁≫と、短いながら

『清張さん』からの、太宰さんとサザエさん

私には何かと「こじつけたがり」なところがあります。 こじつけたがりのこじつけるとは、関係…

カニナ
1年前
63

何か考えているようなカラスで一句

なに思う遠くを見やる寒鴉 ずいぶん以前、とあるイオンの屋内駐車場で一枚の写真を撮りました…

カニナ
1年前
46

ぼちぼち俳句で、ちょっとずつ 

11月の初め、木曜の朝。いつもの通勤、いつものバス停。 わたしは、短い列の一番前にいました…

カニナ
1年前
47

久しぶりの遠出に行きたかった場所

私には一つの県に二泊して全国を制覇したいという願望があり、記念すべき最初の県は島根県で、…

カニナ
1年前
35