カニナ

風景写真を撮ることと文章を書くことが大好きです。 時々俳句も詠んでいます。

カニナ

風景写真を撮ることと文章を書くことが大好きです。 時々俳句も詠んでいます。

マガジン

  • my青い手帳より

    愛用の青い手帳メモをヒントにした記事をまとめてみました。

  • my俳句あれこれ

    自身の俳句や俳句に関する”あれこれ”をまとめてみました。

  • my music

    「音楽を伴う記憶」や「好きな音楽」についての記事をまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

willy-nilly! 行きあたりばったりも、たまにはいいね

本を読むのと同じくらい英語を学ぶのが好きです。 英語でどうこうしたいとか明確な目的はないのですが、「そうか、そうなのかぁ」と感嘆するような言い回しを知ると嬉しくなります。 特に、これまで勉強してきたことが覆されたときなどは、感嘆の度合いも大きく跳ね上がり、この感嘆こそが私が英語を学ぶ理由です。 たとえば、She is my friend.は、ネイティブの人には、なんとなくよそよそしい感じがして、This is my friend.の方が自然な感じと知ったときの驚き。

    • 桜の花を撮るのはここまで

      3年前の春、「桜の花を撮るのはここまで」と決めました。 そんな決めごとが必要なくらい、桜の花の撮影にいそしみすぎて、のんびり桜を眺めることを忘れがちだったからです。 今は、桜の花を撮るも撮らないも成り行きまかせ――の気持ちでいますが、余程いそしみすぎた反動なのか、もう少しこのままでいいかな、というのが本音に近い気もします。 昔の人の歌と句をお借りすると、写真を撮るのにいそしんでいたときは、 ”世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし” だったのに対し、意を決して桜の

      • 赤毛のアンでGo!

        先日は『何度だって、赤毛のアン』にて、わたしの好きな場面を熱弁しました。今回はそんな一冊、『赤毛のアン』から影響をうけたこと。『赤毛のアン』で試してみたかったこと。この2つに焦点をあてたいと思います。 *** ◇ 影響をうけたこと それはズバリ、”紫水晶(アメシスト)”と”ばらの花”です。 いかにもアンらしい表現ですが、こうして記事にすることで、ある共通点に気がつきました。それは―― と、どちらも、美しいものの名前にこだわるアンの一面が垣間見えるのです。紫水晶のくだ

        • 何度だって、赤毛のアン

          つねづね、『赤毛のアン』は大人の読み物でもあると思っているのですが、今回の投稿にあたり、こんなにも知りつくした本をWikiでちらりと見てみたところ、なんだか嬉しくなることが書かれていましたので、嬉しかった部分を太字にして引用してみます。 そしてこれは、わたしが持っている新潮文庫『赤毛のアン』の訳者あとがきでも触れられていることですが――。 と、ありがたくなったところで、本日は感謝の気持ちを込めて『赤毛のアン』です。なぜ本日なのかは、”おわりに”で後述します。 アンを知っ

        • 固定された記事

        willy-nilly! 行きあたりばったりも、たまにはいいね

        マガジン

        • my青い手帳より
          9本
        • my俳句あれこれ
          11本
        • my music
          5本

        記事

          そういえば、そう。

          日々の生活の中で、「そういえば、そう」を体感することがあります。 そして、この「そういえば、そう」は、シンプルであればあるほど説得力が増し、わたしの中にストンと落とし込まれます。 とくに記憶に残っているのは「押して駄目なら引いてみな」で、文字通り、ドアを押しても引いても埒があかなかったところ、横にスライドしてみたら無事に開いたという実体験です。厳密には「押しても引いても駄目ならスライドしてみな」となりますが、言おうとするところは同じです。 「あれ?あれ?あれ?」ぐらいで済ん

          そういえば、そう。

          梅と小鳥で一句

          梅の花とまり木となる小枝かな 梅の花の細い小枝も、小鳥にとっては立派なとまり木になることに感動し、その気持ちを詠んでみました。 *** 春告げ鳥と呼ばれるウグイスを意識して最初に浮かんだのは、「梅の花ちらりと顔だす小鳥かな」でした。 ただ、「小鳥かな」の「小鳥」になんとなく違和感を感じて調べてみたところ、小鳥は秋の季語だと知りました。 多分、わたしの感じた違和感は、「梅の花」と「小鳥」は春の二重季語になるかもしれないという心配だったのですが、まさかの季重なり(一句に季

          梅と小鳥で一句

          わたしの思う”世相”曲

          わたしは車に乗っているときにラジオをよく聞きます。 自分の車を持っていた時期もありましたが、一度手放してからはすっかりペーパードライバーで、今は相方の運転する車の助手席に座り、ラジオを聴きながらドライブするのが楽しみの一つです。 家でも、たまに、ラディコ(radiko)でラジオを聴くこともありますが、わたしのラジオの時間はだいたい車の中となっています。 昨今は、楽曲をスマホに認識させて曲名を検索できますが、そんな便利機能がなかったときは、ラジオで聞き逃してしまった曲名を調

          わたしの思う”世相”曲

          エンドロールで広がる世界

          昨年といっても、2ヶ月前の11月に、わたし史上初のゴジラ映画を観てきました。 タイトルは『ゴジラ-1.0』。 山崎貴監督による泣けるゴジラ映画との評判どおり、2回ほど目頭が熱くなりました。 その一方、橋爪功さんのわずか数秒だけの登場に驚き、エンドロールではどのように表示されるのかをチラリと考えてしまう場面もありました。 そしてそのエンドロール。結局、出演者のクレジットから橋爪功さんの名前を発見できずじまいでいたが、この好奇心はわたしだけに限らなかったようで、「ゴジラ-1.

          エンドロールで広がる世界

          好きな文字で一句 feat.ふるさと

          吾のこころ形づくるよ雪と雲 本年最初のnoteは、ふるさとの山をヘッダー画像にすると決めていました。 キタヤマと呼んでいましたが、こうして見ると、小高い丘と呼んだほうがぴったりの風情です。子どもの足でも10分程で登れる山で、神社側から登るとアスファルトの道がゆるくカーブしながら頂上まで続き、住宅地側から登ると途中から土の階段に変わって頂上へと繋がります。 写真は住宅地側から撮影したもので、見た目よりあんがい奥行きがある頂上から神社のある方を眺めると、”小京都”と呼ばれる古い

          好きな文字で一句 feat.ふるさと

          心もとなく白い雪

          メモ魔のわたしが言うのもなんですが、深く共感しました。そしてこれも、忘れないようにと青い手帳に記録していたもので、上記のみを上記順番で記していました。わたしは新聞をとっていないので、どこかでこの記事を目にしたのですが、それがどこであったのかは思い出せません。 理由は、メモをとるときに補足として残すのが”日付”と”参照元”だけだからなのですが、「これをメモしたい」と思った気持ちはメモしていなくても、ちゃんと思い出せます。 このときは、ちょうど「自分がメモしないこと」についてあ

          心もとなく白い雪

          はじめてのサイン本

          普段はのんびり派の自分が、まれに、「思い立ったが吉日」で行動することがあります。 6年前、チャド・マレーンが本を出版し、ルミネ the よしもとで記念サイン会があると知ったその日に「行こう!」と思い立ち、速攻でスケジュールを組み、それに合わせて往復の切符を手配する猪突猛進スタイル。 人生初となるサイン会に迷いなんて1ミリもありませんでした。 チャド・マレーン(以下チャドと呼ぶ)の知名度を考え、チャドを紹介するため”検索”に頼りたくなりましたが、ここはやはり、自分の力で紹介

          はじめてのサイン本

          図書館と写真な気分

          先月の19日、頑張れば徒歩圏内の図書館へ歩いて行ってきました。 わたしのペースで”行き”は45分でしたが、”帰り”は寄り道をしてしまい、往復で2時間近くかかってしまいました。 本を借りたら真っ直ぐ帰るはずだったのに、外へ出てふっとうしろを振り返り、曇り空と枯れ木が似合う図書館を目にしたとたん、気分が一気に写真モードに切り替わってしまったからです。 これが行きつけの図書館であったら、うしろを振り返ることはなく、気分が写真モードへ変化することもなかったと思います。 が、この日

          図書館と写真な気分

          記憶の中の同心円

          一時期、枯山水キットを欲しいと思ったことがあります。枯山水キットとは、机上で手軽に枯山水を楽しめる模型の一式です。 枯山水キットで検索しても、各種さまざまな商品がでてきますが、参考までに画像を一枚添付します。 禅の庭ともいわれる枯山水を手軽に飾って、日々、砂に模様を描けるなんて……と、憧れましたが、飾り棚のスペースの関係上、欲しい気持ちをぐっと封印。禅における書画の一つ「円相」とよばれる毛筆画へと興味をもっていきました。 そして、意気揚々と100均の文具コーナーへ書道セッ

          記憶の中の同心円

          わたしの中の邦子さん

          今回はタイトルからして大いに迷いました。 「わたしの中の」は決まっていて、その後に「向田邦子」とすべきか「向田邦子さん」とすべきか……どうしようかと。 しかも、自分のnote記事の中でチラリと向田邦子さんについて触れた際に、「続きは向田邦子さんの誕生日である11月28日に」と投稿日までも宣言し、自分で自分のハードルを上げてしまっているのです。 それで一計を講じまして――。 向田邦子さんの作品がどれほどわたしの中に浸透し、普段の暮らしでどんなふうに顔をのぞかせるのかを挙げて

          わたしの中の邦子さん

          月と3つの星で心

          「月の周りに3つの星で心」というのを聞いたことがあります。 うろ覚えでしたので<心 漢字 成り立ち>で検索してみたところ、「心は心臓をかたどった象形文字である」とのことで、私の記憶とはどうも違うようです。 <月 3つの星 心 漢字>のキーワードをもとに、ほかのワードも加えて色々検索してみましたが、これといった答えには辿りつけず、半ば諦めかけたとき、確か「禅」の言葉だったことを思い出しました。 そこで――。 <禅月の周りに3つの星で心>と、スペースも入れず、こんなにも長い文

          月と3つの星で心

          金沢と”ちょっと”ハードな音楽

          先月、『わたしの好きな金沢』と題した記事の終わりで、「記事作成後記は形を変えて、マガジン『my music』に追加できる記事にしたいと画策中です」と締めくくりましたが、今回はそれを実行すべく内容となります。 『わたしの好きな金沢』では「金沢を流れる二つの川」と「坂が多い金沢」に的をしぼって金沢の魅力をお伝えしました。 ただ、もう一つ、わたしの好きな金沢がありまして――。 それは、金沢の冬の雷と冬の曇天です。 金沢在住歴があり、金沢と縁が深い五木寛之さんの著書から、金沢の

          金沢と”ちょっと”ハードな音楽