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パンを買うように本を買いたい。

 蟹ブックスさん主催『久禮亮太さん×花田菜々子「自分で本屋を始めてから思ったこと 蟹ブックスとフラヌール書店の日々」』へ参加してきました🦀

 土地柄から選ばれやすい本の個性の出かた。自己啓発本の並びから離れた、ゆったりできる"オフの書店"が疲れた人にどんなに優しかったのか。本をおすすめして欲しいかたに向けた、花田さんの「どんなものが読みたいですか?」から始まる、その人が読みたい本の見つけかた。
 頷けることばかりで、肺いっぱいいいものを吸わせていただいてしまった。もはや『本屋、ひらく』の番外編コラム。

 花田さんの「本屋を始めたのは、高い車を買ったつもりでいる。この先本屋を続けられなくなったとしても、後悔はきっとしない。(意訳)」は最高にシビれました。久禮さんのお話は節々に音楽好きが見えて、好きなんだなー!!が伝わってきてにこやかな気持ちに。

 そして書店員経験者から見た"一箱貸本棚やりがちあるある"談では、「完成しすぎて手が出ない」「関連性がバラバラすぎる」など思い当たることが・・・多すぎて・・・自分の棚、見られたくないよ~!!参考にさせていただきます、勉強になりました!!

学びを活かすぞ~!!🦀エイエイオー

 質問回では、未来の本屋さんを作りたいかたがいっぱいいらして。ネットでも一箱貸本棚でも、実店舗でも図書館でも、さまざまな形で本と人を結びたい・本や本に関わることに興味がある人たちがいる!!って、視認できたのはすごく心強かったです。
 若者の本離れ説を見かけるけれど、電車でスマホから本に持ち替えた瞬間に、本を持ち歩くひとに目が行くようになった。なーんだ、まだまだ人と本、離れてなんかないじゃない。

 私はパンを買うように本を買いたい。本は「心の処方箋」で「人生のおやつ」で「自分には誰もいないと思ったとき、それでも本はいてくれる」から。だからこそ、誰かが欲しいと思ったパンが買えるように本も買えるを意識して、棚本屋を続けていきたいと思っています。未来の本と、本に関わるすべての方々が健やかに生きられることを願って。

素敵なおみやげもありがとうございました!お店へ行くのが楽しみです。

 最後に“『スリップの技法』著者とスリップを食らうインコ、出会う”の出落ちは一生涯忘れないです。


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