20210829

日曜日に産婦人科を受診した。

予約不要で日曜日に初診受付をしている心斎橋のクリニックは混んでいた。
待合室は男性の付き添いNGで、20人くらいの女性達が座っていた。
問診票を記入して、看護師さんとカウンセリングをした。
問診票には子宮頸がん検診を受けているか、HPVワクチンを打っているかの確認もあった。どちらも今年済ませている私は、結構身体に気を使っている方なのかもしれない。

「産むかどうか決めていますか?」
問診票に未婚と記入したので、気を使った聞き方から始まった。
まだ決めていない事、市販の妊娠検査薬で陽性が出たので先ずきちんと検査をしたい旨を伝えた。紙コップに採尿して30分ほど待つと、診察室に案内された。

気の良さそうな、小柄な男性医師だった。
尿検査はやはり陽性だったと伝えられて、診察台へ。
診察台の前にある更衣室で下着をとる。コロナ禍の為、診察用の巻きスカートは貸し出していない。必要であれば200円で販売。と書いてあった。ゆったりしたワンピースを着て来て正解だった。
台に登ると、医師が経膣エコーで子宮の中を確認する。
「まだ小さすぎて映らないですね。もう数日経てば、この辺りに見えてきそうな気もするけどまだはっきり言えません」

診察台を降りて、詳しい説明を受けた。
最終月経日から計算すると、まだ4週なのでエコーに映らなくてもしょうがないこと。先ずはエコーで確認できる大きさにならないと、正常妊娠なのか子宮外妊娠なのかが判らない故、今の段階では何も出来ないこと。1週間から10日経てばエコーで確認できるはずだから、産むかどうか決めていないのであればこの期間に考えれば良いこと。ただ、このクリニックでは妊婦検診も中絶手術もやっていない為、どうするか決めた後は目的によって行く病院を選んだほうがいいとアドバイスを受けた。
確かに、市販の検査薬が反応した時に相談した子持ちの友人は生理予定日から1〜2週間経ってから受診すればいいとアドバイスをくれていた。彼女の言う通りだった。


帰宅後、彼に連絡した。
「ちょっと不安になって産婦人科を受診してきた。やっぱり妊娠しているみたい。」
彼とは前日まで一緒にいたが、今回の受診は当日思い立ったものなので事前報告していなかった。きちんと話し合うのは、産婦人科を受診して、妊娠が確定してからにしようと提案したのは私だ。彼は相変わらず私を気遣う言葉しかかけてこない。
「今週もう一回会える時間作ってもらえるかな」
 「もちろんだよ、いつがいい?」
「月曜と火曜は仕事が入っているからそれ以外で」
 「それなら水曜日にしようか」

水曜日に話し合うことになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?