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思い通りにならない世界

何度も何度も伝えているのに伝わらない
こんなに言っているのに相手は何も変わってくれない

自分も思っていたことがあったし
ご相談の中でもよく聞かれる言葉です

そんなものなのかも知れないし
ある程度そんなものだと思っていた方が楽なのかも知れません

あくまで自分は自分で
他人は他人なんですよね
 
 
 
「勝手に期待して裏切られたからって
相手をうらむのではなく
それは自分が悪いと思った方が良い」
と高校生の頃、誰かに言われたことがあって

その時はなんだか寂しくて
なんて冷たいことを言うんだと思っていましたが
大人になって分かるのは
それもまた“視点を自分に向ける”というところなんだと解釈しています
 
 

相手にどうしてほしいということがあるとき
まずどうしたら相手がそれをしたくなるか考えてみます
自分が逆の立場だったらどうだろう?
たとえば言い方や言葉遣い、態度、表情、タイミングなど
色々な要素を考えてみます

そして
それぞれに
それまでの人生があって
ねじれてしまった時間が長ければ長いほど
またそのねじれが複雑であればあるほど
それをほどいていくのは容易ではないので

“良い意味で期待しないで待つ”
“良い意味で諦めてみる”というスタンスも持ってみる

そこからあらためて自分に目を向け直して
その想いを叶えるために自分が変われることはだろうか?ということや
仮に相手が変わらなかったり、相当な時間がかかったとしても
その先に対するイメージを具体的に持ってみたり
自分が自分を満たしていく術をたくさん持っておいてみたりします
 
 
 
“どれだけ他者(だれか)の心をノックしたとしても
人は 他人を変えることはできない!!
だからいつだって
自分が変わるしかない
思い通りにいかない世界を変える方法は
きっとそれ以外に存在しない!!”
『ブルーロック』(講談社/金城宗幸、ノ村優介) 第8巻より

このセリフのように
それ以外に存在しないとまでは言い切るつもりはありませんが
自分に視点を向けて自分が変わっていくと
つられて相手が変化していくことがあったり
自分の中で新たな解釈が生まれたり
その関係について新たな道を拓けたりすることもあります
 
 
 
自分はどうしたい?
そのために今ここで、自分は何ができる?

やはりまずは
そこからなのかも知れません。
 



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