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友達以上恋人未満

 私は”恋愛”に対するマインドがころころ変化する。それは触れた映像作品毎に登場するヒロインに影響されやすいからである。例えば、恋愛に奔放で男性に騙されやすいがそれすらも楽しんでしまっているヒロインを見ると勝手に自分もそのマインドになって、”全くこの世の男はクズばっかり、でも恋することをやめられないのよね~”なんてことを思いながら世間を見つめる。そんなマインドを1週間ほど続けた後たまたま別の映像作品で、恋愛なんてなんの価値もないと思いながら感情に左右されず合理的に生きているヒロインを見ると自分のマインドが変化し、”男なんてどうでもいい、自分が楽しいと思うことを優先して生きていくんだ”なんて思いながらいつもより歩幅を少し広げながら歩いている。まあ今まで語ったことはあくまでも勝手な自分のマインドの話であり、変化によるコミュニケーションへの影響はいっさいない。マインドが強気でも弱気でも私のコミュニケーションの仕方は常に弱気であるため、人間関係は良くも悪くも変わらない。
 そして現在の私の恋愛に対するマインドは、”結局、友達以上恋人未満が一番楽しくない?!”である。あなたの周りでもよく見かけるのではないだろうか。男女できゃっきゃしているけど恋人同士ではない、でもみんなからはおお互いがお互いのことを好きなんじゃないの~?と思われているにも関わらず頑なに”そんなんじゃない!”と言い張るその状況。その他大勢の場合は別に楽しくもなんともないしむしろちょっとうざいくらいだが、当事者の場合それはそれは楽しいと予想する。ではなぜ、友達以上恋人未満の状況を楽しいと感じるのか。それは”わからない部分”があるからである。お化け屋敷やジェットコースターなどこれからどうなるのかわからないアクティビティにワクワクしてしまうのと似た感覚で、相手が自分のことを本当に好きなのか確信はもてない。しかし言動や行動の節々で、自分のことを好きなのではないかと思われるものが多発する。好きなタイプは?と聞かれて何を考えているかわからない人と答える人が一定数いるように、相手に対して自分の未知な部分を残すことは相手のワクワク感につながりそれが人によっては恋愛感情に変わると私は考える。
 未来とか宇宙とか異性の気持ちとか何気なく考えてしまうのはわからないからだ。わからないから怖いし楽しい。だから現在、友達以上恋人未満と呼べる存在がいない人は未来か宇宙のことを考えていたら同じ感覚になれる。私は当たり前のようにそんな存在いるわけがないので次のことを考えることにしよう。
未来の日本はどうなっているのだろう。宇宙はどのくらい広いのだろう。本当に地球はあんなに綺麗なのだろうか、、、、
                                    はなり


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