闇練(ハイキューからの部活振り返り)
ー 高校2年、春 教室 ー
テニスの練習を終えて、着替えをとりに教室に戻ってきた。
まだまだ、日は短く19時過ぎなのに外は真っ暗。
電気を点けた。
「ぁっ」
何十人もの生徒が机の陰に、隠れていた。
「…」
「スミマセン」
驚いたが、荷物を持ってそのまま帰ることにした。
ー ふたたび、教室 ー
「あー、危なかった」
「大声で叫ばれなくて、よかったよね」
隠れていた何十人もの生徒は、楽器を持ったまま、下校時刻の19時半を過ぎるのを待ち、体育館へ。
体育館は、バトミントン部、男女バレー部、男女バスケ部と練習場所の取り合いのため、マーチングの大会に出るには、こうするしかなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?