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SNSの世界へ

突然ですが、この頃SNSをがんばっています。そもそも、がんばるようなことではないかもしれないけど。Twitterのアカウントも復活させたし、Instagramもほぼ毎日更新しています。一度SNSのこと、自分の中で整理しておきたくなったので書いています。

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ひとつめのアカウント
調べてみたら、Instagramのはじまりは2010年。自分の初めての投稿をさかのぼってみたら、2013年の春、盛岡の公園でみた桜の開花でした。最初のアカウント、その後2019年までの6年間で、562回投稿していました。元々、写真や思い出を残しておきたいという気持ちで使っていたので、記録の場所として大事に思っていました。

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ふたつめのアカウント
その後、2019年に今のアカウントへ。最初の投稿は、2019年の7月、由仁の工房で見せてもらった素敵な銅のスプーン。この頃、もっと伝えられるようになりたいと思うようになっていて、鍵つきじゃないアカウントを作りました。今日まで、196回投稿しています。ここは、伝えるための場所。ここ最近は、取材先の方とのやりとりも増えました。

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ひとつめは、すべてスマートフォンの写真。ふたつめは、ぜんぶデジタル一眼の写真。自分で見比べると、全然違います。機械とか季節の違いももちろんあるはずですが、ひとつめの方が、いいなって思った時をさくっと切り取っていて、下は伝えたいと思うことが先にあって考えて撮っている感じ。思っていたより、違うなぁ。比べたことなかったから、これは発見です。

ちなみにこの投稿は、本の装丁や中身のすばらしさを伝えたくて、動画を撮りました。やっぱり私は、写真より動画を撮る方が好きです。それから時々、動画も投稿しています。今年の春は、動画も編集したいです。

もしもSNSがなかったら

何年か前、写真家の濱田さんがこのアート展の話をされていました。「もしもSNSがなかったら、何を撮りますか?」。その頃は、SNSがあってもなくても、撮りたいものは特に変わらないんじゃないかと思っていました。調べたら、開催は2018年。その頃、私にとってSNSは、記録のためのものだったからかなって今は思います。

もしもSNSがなかったら。今でもふと、その言葉を思い出す時があります。もしもSNSがなかったら、私は何を撮るんだろう。変わるんだろうか、変わらないんだろうか。

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地元に帰って来ると、いつも同じ場所で写真を撮ります。SNSには、載せたり載せなかったりします。真ん中は、とってもいい瞬間を撮影できたので、その時編集していた冊子に使いました。いちばん上のいちばんもやっとした写真は今日撮ったもので、旭岳も見えないし、晴れてもいないし、おそらく何にも使えません。それでも私は、いいなぁと思っています。そしてそれは、伝えたいよりも、残したい気持ちで撮っている写真です。SNSがあってもなくても、記録のための写真は撮り続けるだろうなと思います。自分や、周りの人のために。

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今、SNSをがんばろうとしているのは、編集者として、もう少し広く伝えられるようになりたいからです。伝えたい言葉や写真は、誰かに届いてはじめて、伝わる言葉と写真になります。伝えたいこと、こんなにたくさん持っているから、私はちゃんと、届けたいです。見てくれるひとが多くなれば、その可能性も大きくなるはずだと信じています。

実際のところ、たくさんイイネのつくような写真は撮れないし、反響のあるような投稿もできません。でも、それがゴールじゃないから、今のところはこれでよいと思っています。

まずはゆっくり、大切に。SNSの世界を、たのしく歩いていこうと決めました。


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