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#060 子(孤)育てにも換気を

娘の成長を感じる機会は日常の中で幾度となくあるのだが 常に娘だけにフォーカスしていると気づかないような変化というものもあったりする

例えば身長が伸びたとか 顔つきが少し大人びてきたとか 毎日見ている中で変化を感じ取りにくいことなどだ

発育面では他人と比べたり「平均値」と呼ばれるものを気にしていると親としては息苦しくなってしまうこともあるので わたしはあまり気にしないようにしているのだが ある意味で取りこぼしてしまう彼女の「今」があることにも気づいた 

4月の頭 台湾では清明節と言って先祖のお墓参りに行く日本のお盆のようなものと 児童節といういわゆるこどもの日が連続しているために毎年この時期には連休になる

今回の連休中は娘のために出かける時間を多く作った
初日は娘と同い年の息子くんがいる友人と水木しげるの妖怪展や土日だけ開催される市場などに出かけた
3日目にはまた同い年の今度は女の子とその妹ちゃんと一緒に公園にお出かけ
4日目は近所に住む先輩ママさんのお家にお邪魔させてもらい 娘よりも歳が上の三姉妹に遊んでもらった
ローカルの幼稚園に通う娘たちは日本語でお友達と触れ合う機会はとても貴重である

友人たちと子連れで会う中で 娘はよく褒めてもらっていた
実は人前では恥ずかしがって自分からなかなか挨拶ができない娘をいつも心配して ときには鬼のように叱ったりもしていたのだが ここ最近は娘が自分で少しづつ意識して挨拶を心がけるようになっている 
この連休中にも 「今日は勇気出して自分からこんにちはって言ってみようかな」と宣言したりしていた
実際にきちんと自分から挨拶ができて それを友人たちがしっかりと褒めてくれた
自分から挨拶してくれてありがとうって言ってもらえることが嬉しかったらしく ランチで入ったお店で店員さんが水を注いでくれた時も店員さんの目を見て 「ありがとう」と言っていた
挨拶の気持ちよさをいくらわたしが教えてもなかなかできなかった娘も 他人から褒められたり 喜んでもらえることがわかるとあっという間にできるようになってしまう
改めて育児は一人でしてはいけないと感じた出来事だった

娘を外に連れ出すのは正直楽しいことばかりでもないし 平日の疲労もあって休日は家でゆっくりしたいのだけど ときには友人たちと出かけるなど こもりがちな子(孤)育てにも定期的な換気が必要だ



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