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ナースサンダル、足のトラブルに要注意

安全靴の問題は前回(安全靴、足のトラブルに要注意)お伝えしましたが、
今回は職域シューズ第2弾、ナースサンダル(シューズ)も足のトラブルに要注意です。

腰痛を訴える看護師、介護福祉士は多い

看護師、介護福祉士の方は男性も増えていますが割合は女性が高く、立っている時間が長いハードな職業、夜勤明けは足・腰がパンパンになることも多いと聞いています。

腰痛以外でもサンダルを履き続けてアーチが下がり、外反母趾になったと訴える方もいます。

ナースサンダル(シューズ)でのトラブルについては多くの研究発表がされていて、概ね指摘されているのはサンダル(シューズ)が足に合っていないことです。

志鎌悦子,石井,川並,目黒,門脇(1992).
理想的なナースシューズについての一考察,
東京医科大学看護研究集録,12,38-42
file:///C:/Users/dell/Downloads/kangoshuroku0120038.pdf

鈴木 真理子 宮原 香里 吉岡 恵 篠﨑 一栄 武田 貴美子 櫻井 真智子
吉川 三枝子
看護師がかかえる足のトラブルとナースシューズに対する認識
佐久大学看護研究雑誌 12 巻2号 129‒138 , 2020
file:///C:/Users/dell/Downloads/SUJN12-2-129-138-1.pdf

合っていないサンダル(シューズ)を長時間履くことで足元は不安定になり、それを補おうと体幹にも大きな負担がかかります。

足元が不安定になると腰に大きな負担がかかります。

ナースサンダル(シューズ)は職場支給か医療職用ネット通販で購入している方が多いと思います。

注射器の落下事故など、労災面からサンダルは減りましたが、それでも蒸れを気にしている方も多く一定量は今でも流通しています。

サンダルに関してはS・M・L・LLとかサイズも少なく、シューズも脱着性を求められフィット感が弱い設計が目立ちます。

ナースサンダル(シューズ)の大雑把な構造とサイズが少ないことで問題を大きくしているのだと思います。

既にこれらの問題は各方面から指摘されていますので、自分の体は自分で守る他ありません。

現状での解決策

先ずはナースシューズもスポーツメーカーも含めて色々発売されていますので、足に合うシューズを履くことが大事だと思います。

☆調整具(紐やベルト)付きで踵の芯が確りしたタイプを選んで下さい。

ナースシューズにdolaインソールをカスタム

また、靴内部で足の動きが悪く腰痛を助長しているなら、インソール(機能的な中敷き)を試してみる方法もあります。

インソールも様々なので信頼できるインソール工房にご相談ください。

【かんのシューズ公式サイト】
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