管野博久👣マスターシューフィッター

1933年創業、かんのシューズ(岩手県奥州市)の3代目です。シューフィッターとして正し…

管野博久👣マスターシューフィッター

1933年創業、かんのシューズ(岩手県奥州市)の3代目です。シューフィッターとして正しい靴の選び方・履き方、足育(足元から健やかな体を育む)、足と靴のトラブル、アスリートサポート情報を発信致します。是非、フォローをお願いします!https://kanno-shoes.co.jp/

マガジン

  • 足の健康講座

    子どもの足育講座、大人の足守講座、スポーツ全般、足の健康講座を承っております。管野 博久(FHA認定マスターシューフィッター) 問い合わせ:✉kent.8192kh@gmail.com ℡0197-24-8192 歩くことは、ヒトが健やかに生きていく上で欠かせない動作です。日本は長寿国と言われますが、健康に長生きできてこそ幸せを実感できるのだと思います。つまり歩きはじめから死ぬ手前まで健康に歩けることが建幸(けんこう)そのものです。 ところが、食育、食品についての情報は沢山あるにもかかわらず、足や足を守る靴の情報は少なく、ほとんどの方が間違えた思い込みで外反母趾や膝痛、腰痛を悪化させている現状です。予防医学の観点で、正しい靴の選び方、正しい靴の履き方を知ることは健幸には必要です。 【講演団体】・矢巾ゆりかご・いわて生協協同組合・花巻市生涯学習課・金ヶ崎町生涯スポーツ事業団 など

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【自己紹介】かんのシューズ経営者 FHA認定マスターシューフィッター

【自己紹介】 1933年創業、かんのシューズ(岩手県奥州市)の3代目です。 数少ないマスターシューフィッターとして様々な足と靴のトラブル対応、オーダーメイドインソールでのアスリートサポートと、正しい靴の選び方・履き方、お子さまの足育(足元から健やかな体を育む)についイベント・講演会などでお伝えしています。 自分の武器 外反母趾などトラブルに対応するオーダーメイドインソール作製スキル 幼児子どもシューフィッターとしてファーストシューズ、幼児靴に精通 岩手県バスケットボ

    • この情報を、被災地の必要な方に!

      • 足を守る術、靴の履き方

        赤ちゃんの時は誰でもキレイな足をしています。ただ、齢を重ねて、いつの間にか足のトラブルに悩む方も多くいます。 足のトラブルを単純に齢のせいにしがちですが、それは違います。全てではありませんが、足部の機能性に起因していることが多いのです。先ずは、足の役割と足部機能を知ることが大切です。 人の足の役割人の祖先がチンパンジーのような猿から進化したと言われていますが、チンパンジーとの大きな違いは、直立二足歩行していることです。 チンパンジーの足と、人の足とは形態も機能も違います

        • 60代女性が避けたい靴 健康編

          暖冬とのことで油断していたら、あっという間に冬将軍到来です。全国的に冷え込んでいるとのこと、こうなると冷え性で悩む方にとっては対策を講じるほかありません。特に足部は心臓から一番遠く、心臓より下にあり冷える部位です。 適正な冷え対策が必要足部を冷えないようにと防寒性の高いブーツやソックス、室内履きなどは欠かせません。誰しも考えることですが、ソックスの重ね履きは当たり前と冬には欠かせない対策のようですが、過度な重ね履きや素材によっては逆効果になるようです。 それに伴いブーツの

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        • 足の健康講座
          9本

        記事

          60代女性が避けたい靴 転倒予防編

          “お洒落は足元から” 近年、60代の女性はとても活動的でお洒落、ハイヒールで闊歩している強者もいます。 ミセス向けファッション誌のくだりには ・ シンプルで快適なスニーカーは、カジュアルなコーディネートにぴったりです。色や柄を選ぶときは、自分の好みや季節に合わせて楽しみましょう。 ・パンプスやローファーなどの革靴は、きちんと感のあるスタイルに欠かせません。ヒールの高さや形は、歩きやすさやバランスを考えて選びましょう。 ・ブーツは、冬の足元を暖かくしてくれるだけでなく、お

          60代女性が避けたい靴 転倒予防編

          足ファス2023夏㏌宮古 足育講座:動画

          2023年7月23日に岩手県宮古市で開催された、足フェス2023夏㏌宮古(主催:すこやか足育会)の様子は既にnoteでお伝えしております。 今回は主催者の計らいで、動画配信されましたのでご紹介致します。 午後の計測会の様子 次回開催、足フェス秋㏌宮古  日時:2023年10月29日(日)    第一部10:30~11:30  第二部13:30~16:30 会場:イーストピア宮古2階 運動スタジオ ☆是非、足を運んで下さい。👣

          足ファス2023夏㏌宮古 足育講座:動画

          靴は手をかけて履く

          秋らしくなってきた今日この頃、靴屋の商材も夏のサンダルから秋冬の陳列に変わりました。この季節、足元からお洒落を堪能してもらい、外に出てもらいたいのですが、良い靴?素朴な疑問です。そこで良い靴の定義をAIに問うてみました。 良い靴の定義「良い靴」とは、足を外界から守り、立つ・歩くといった足のはたらきを助け、足を痛めない靴のことを指します。具体的な選び方については以下の条件が挙げられます。 足を外界から守ってくれる: 外気の寒さや暑さ、路面からの衝撃などから足を守ること。

          摩耗した子ども靴

          子ども靴の買い替えは、どのようにして決めていますか? 1) 子どもから「窮屈になった」と言われたから 2) 靴が傷んできたから 3) ショップで可愛いい、格好いい靴があったから 4) 学期が変わるから 様々な買い替える動機やタイミングはありますが、考慮されるべきは、成長の度合い、靴の耐久性、使用頻度です。 ほとんどの子どもは同じ靴を毎日履いて通学、地域によってはその靴で外の体育をして、遊んで帰ります。校内の上履きも同じで、毎日、何時間も同じ上履きを履いて過ごし、その上履

          正しい上履きの選び方

          新学期に向け、子どもの上履きを買い替える方も多いと思います。そこで正しい上履きの選び方、押さえておきたいポイントをお伝えします。 子どもの足の成長子どもの足の成長は、0~3歳までが半年で足長が1㎝程度、3歳からは半年で0.5㎝程度大きくなります。 ヒトの足は大きく成長すると同時に、真っすぐ立って2足で歩くための足の機能を獲得していきます。 子ども靴は窮屈でなければ良いのでは?と考えがちですが、逆にユルユルな靴を履いていても、足の機能が発達せず、それが不良姿勢や様々な疾患

          足フェス~2023夏in宮古

          2023年7月23日(日)岩手県宮古市で開催された足フェス~2023夏in宮古(主催:すこやか足育会)、足育イベントの様子をご紹介します。 岩手では夏の宮古といえば『海』となりますが、今回はレジャーではなく地元すこやか足育会が主催するイベント(足フェス~2023夏in宮古)での講演と、計測・相談のお手伝いで参加させていただきました。 意義深い足育イベントイベントの目的は、「継続的な足計測の機会と正しい知識や情報を提供し、足や靴の関心を高めることで、子どもの健やかな足づくり

          歩きやすい靴の選び方

          靴の役割は、ファッションとしてのパンプス、足を守る安全靴、足が濡れない長靴、運動競技別のシューズ、学校の上履き、など様々です。ただ、どの靴を履いても良い靴の指標に『歩きやすさ』は必ず入っています。 どの靴を選ぶにしても、歩きやすい靴かを見極める大事なポイントがあるのでお伝えします。 軽い靴は歩きやすい? この動画の歩行ロボットには動力がなく、位置エネルギーだけで振り子のように歩いています。効率よく歩くには極端に重い靴でなければ軽さばかりを気にするより、履いて歩いて振り子

          セカンドシューズ

          ファーストシューズの次に履かせるのがセカンドシューズです。意外にも情報が少ないセカンドシューズですが、子どもの健やかな成長には欠かせないシューズです。 足の成長に伴い歩行も成長する 個人差はありますが、生後13か月が過ぎると10歩ほど歩くようになり、ファーストシューズが必要となります。サイズ感はメーカーごとに違いますが、多くは11.5㎝~13.5㎝のファーストシューズが流通しています。 子どもの足の成長は36か月までが特に早く、足長(踵から足趾突端までの長さ)は6か月で

          外反母趾、靴選びを間違えていませんか

          靴屋を営んでいると避けては通れない外反母趾、我々は治療家ではないので外反母趾を治すことはできません。ただ、靴選びを間違えて外反母趾を悪化させている方が多いので、外反母趾を悪化させない正しい靴選びをお伝えします。 柔らか、軽量、幅広が外反母趾を悪化させている外反母趾を患って来店されるお客様がよく履いてくる形態の靴です。確かに量販店、通販サイトを見てもイメージ図のような靴を推奨されています。 先に結論を申せば、外反母趾で指が曲がり幅広になるのは、根本的に靴選びを間違え、足が横

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          外反母趾に良い靴ChatGPTに聞いてみた

          Chat GPTに外反母趾に良い靴はと問うと以下のように教えてくれました。 ChatGPTが教えたくれたポイントを確認してみます。 1. 幅広でゆったりとした靴:足指や足底筋膜を圧迫しないように、幅広でゆったりとした靴を選びましょう。 外反母趾の多くは足が横に広がり扁平化しますので、答えとして間違ってはいません。ただ、外反母趾でも足幅が細い方もいますので幅広だからOKとはなりません。 先ずは靴を選ぶ第一のポイントはつま先の形を考慮することです。 親指が長いエジプト型

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          スタッフの健康を守る職域シューズ

          労働人口の減少に伴い人手不足が顕在化し社会問題になっていますが、これからさらに深刻化するとの見通しです。経営者にとって人材確保と育成、さらに労働環境の改善は急務です。 福利厚生の一環として安全靴、ナースシューズ、コックシューズなどの業務用シューズを支給されているところも多くありますが、支給されたシューズが合わず足や腰のトラブルを抱えている方もかなり多く存在します。 女性労働者が悲鳴をあげている 当店では海外の足病医が臨床で使用しているDOLAカスタムインサートを中心に様々

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          靴紐はほどいてから脱ぐ

          靴屋をしていて最近特に感じることは、ライフスタイルの変化でパンプスやビジネスシューズの需要は減りスニーカーやカジュアルシューズが増えていることです。確かに街ゆく人々はスーツにもスカートにもスニーカー、歩きやすいし実用性もあります。 老若男女、スニーカーを履いている人は増えているのですが、先日ある集会に参加した時のことです。集会所の下駄箱に10足ほどのスニーカーがあり全て靴紐を結んだまま脱がれていました。 靴紐を結んだま脱ぐということは履く時に紐をほどいてしめて結ぶことにな