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【物語の現場027】志乃の機嫌も直す美しさ、浜屋敷「潮入の池」(写真)

「狩野岑信」の第二十章で、甲府浜屋敷(現代の浜離宮恩賜庭園)の「潮入の池」を紹介しました。最初は梅か桜のお花見シーンとして書くつもりでしたが、話の流れ上、紫陽花の時期になりました。

 この写真を撮ったのは四月下旬。色彩的にはむしろよかったかな(東京都中央区、2022.4.24撮影)。

 主人公・吉之助は絵画関連の道具を増やし過ぎ、妻・志乃の機嫌を損じます。しかし、この美しい景色を共に眺めることで、夫婦仲もとりあえず修復。めでたし、めでたし。

 さて、本編では甲府藩主従が新たな難題に直面していますが、そんな中、いよいよ、吉之助の行く末にも大きな影響を与える、至高のセレブ姫君が登場します。お楽しみに。


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