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怪しい言動

事の発端は些細な出来事から。

「今日さ、友達とご飯行ってくるわ。」
「わかったよ〜、誰?私知ってる人??」
「知ってるかな?高校の友達。」
「そうなんだ、行ってらっしゃい」

特に疑いもせず、送り出した私。

翌日。

「昨日、楽しかった〜?」
「うん」
「いいなあ、私も高校の友達に連絡してみよっかなあ」
「うん」

え?

そっけない。
”最近は前より会話も少なくなったし、いつもの感じと変わらないんだけど、、”
何かが引っかかる。

それから数日が経ち…

「今日も友達と飲み行ってくる」
「友達?」
「うん」
「高校の友達?」
「うん」
「そうなんだ。楽しんできてね。」

”なんだか、えい君変かも。”

「ただいま。」
「おかえり。」
「かーん、俺ベロベロだ〜」

酔っ払って私に抱きついてきた。

「はいはい、シャワー浴びといで!笑」
「脱げない〜〜〜」
「もう!携帯ここ置いとくからね」
「うんんんん」

”なんだ、いつものえい君だ。私が心配しすぎだったか。”
と、安心感からニヤニヤが止まらない私は手に取ったえい君の携帯をテーブルに置こうとした時、

ブー

私の手元が震えた。

「かんにはバレないようにしろよ!(笑)」

”なにこれ。”
”バレないようにってなに?”

「お風呂あがったよ〜」

頭がこんがらがってるけど、えい君酔っ払ってるし一旦冷静に。

「もう寝な」
それだけ伝えてえい君をベッドに移動させた。

明日聞こう。
ちゃんと話をしなきゃ。


こわいこわい。
なんだか、嫌な予感がしますね〜(笑)

かん

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