OMORIで使われる数字

※警告

 この記事は、ゲーム「OMORI」に関する重大なネタバレを含みます。未プレイの方や全てのエンディングに到達していない方は、本記事の閲覧を即座に中止し、ブラウザバックすることを強く推奨します。












 OMORIでは、特徴的な数字が使われることがある。代表的なものとして、VSダウンロード画面においてマップのモニターの配列や、ダウンロード画面を倒したときに得られるEXPが404であることが思い浮かぶだろう。
 この他に、重要な場面において「143」という数字を見かけることがある。例えば下の画像。

 ゲーム本編では暗くてダメージが見えづらいので明るさ補正をかけたところ、143ダメージ食らっていることがわかる。
 143は、英語圏でのスラングで"I love you"を表す数字として使われる。ゲーム内で目に見える形でその数字を確認できるのは、プロローグの夜にてサニーがなにか(高所)を克服する場面で、スキル「落ち着く」を使用せずにいると最後143ダメージが飛んでくるというもの。他にもサイゴノ楽園3Fにいるオオカミさんにヒロで話しかけると143ゴールドを貰えるというものや、破滅のラジカセをふつう状態で倒したときに得られるEXPが143であること、コンソール版のボスラッシュにおいてLV.25でのバジルのハートが143であること等がある。一方、ゲームのデータ上で確認できるものとしては、WTF値(様々なイベントが起こるか否かの判定となる変数、UNDERTALEでいうfun値みたいなもの)の変数が143番目に設定されていること、サニールートあと2日…夜において、マリがお母さんの部屋に現れるイベントのイベント名が"EV143"であること、BLACK SPACEのBACKYARD AREA(なにかが永遠に「サニー……愛してるよ……」と話しかけてくるエリア)にて、なにかに話しかけた後143秒が経過すると右の奈落からBLACK SPACE 2にワープできるようになること、コンソール版のボスラッシュにおいて敵として出てくるマリのDEFが143であること等があげられる。

 ここで143という数字を素因数分解してみると、143=11×13となるのはわかるだろう。11と13はどちらも10台の素数であり、このうち13という数字はWTF値の上限ともなっている。10台の残りの素数は17と19だが、これらの数字もゲーム中の重要な場面で使われていることがわかっている。

 143ダメージを受けた後のなにか(マリ)から次に受けるダメージは17。17という素数が出てくる場面は重要なものだとここくらいしか私は知らないが、なにか意味を感じさせるような数字である。

 さらに、17ダメージを受けた後のなにか(マリ)から次に受けるダメージはなんと19。143を11と13という2つの素数として考えれば、なにか(マリ)は11、13、17、19という10台の全ての素数をサニーに立て続けに送っていることになる。マリは素数が好きだったのだろうか。

 19という数字はラスボス戦、オモリとの戦いでも使われている。サニーのスキル「アレグロ」の使用コストが19のジュース。こんな重要な場面で使うことのできるスキルの使用コストが19というキリの悪い素数だなんて、製作者様の何かしらの思惑があるのだろうか。

 このように、OMORIでは重要な場面におけるダメージ数等の数字に素数が使われる傾向がある。「143」と同じように、「17」や「19」においても何かしらの意味を表す英語圏のスラングが存在するのかと思いちょっと調べたが、それに該当するものは見つけられなかった。何かしらの思惑があってのことなのか、はたまた製作者様の気まぐれなのか。これらの情報について何かしらの考察や情報を落とせる方がいましたら、是非教えていただければ幸いです。また、これ以外にも17や19、143等の数字が使われている場面を知っているという方がいましたら、そちらも教えていただければ幸いです。

 以上。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


追記:変数1001(=7×11×13)の値によって、スイートハート城のスイートハート寝室行きエレベーターに出現するNPCが変化するようです。
10,17の場合…苗モグラ
11の場合…ハロルド、マーシャ、テレーゼ、ルキウス
12の場合…馬の頭、馬のケツ
13の場合…副料理長モグラ
14の場合…執事モグラ×2、メイドモグラ×2
15の場合…ピンクモグラ×4
16の場合…フラミンゴ
18の場合…逆さ吊りの苗モグラ
20の場合…苗モグラ×6
21の場合…苗モグラのマイク(あと3日…限定)
22の場合…変装したスイートハート(あと3日…限定)
実際の動画は以下より閲覧できます↓
https://youtu.be/NOvPvT3QlC0

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