マガジンのカバー画像

老荘思想

11
道家(老荘思想)の精髄を集めてみました。
運営しているクリエイター

記事一覧

【荘子】「無用の用」~処世術としての「無用」

前回の投稿で、老子の「無の用」について書いた。 今回は、荘子の「無用の用」である。 両者は…

泉聲悠韻
2週間前
25

【老子】「無の用」~「有」を活かす「無」の役割

老子の言葉は常人の意表を突いてくる。 『老子』第十一章では、「有」と「無」について、次の…

泉聲悠韻
3週間前
17

【老子】知足の智恵~「欲望は身体に悪い」

「無為自然」と「小国寡民」 道家は、儒家と並んで中国の精神文化の支柱となっている思想で…

泉聲悠韻
3週間前
17

中国古典インターネット講義【第14回】老子・荘子~「無為自然」と「万物斉同」

老子老子は、中国春秋時代の哲学者、道家の祖とされる人物です。 儒家の孔子と並んで、古代…

300
泉聲悠韻
3週間前
26

【荘子】「盆を鼓して歌う」~荘周、妻を亡くして哭せず

荘子は、名は周、戦国時代の人。 老子の思想を継承する道家の思想家である。 『荘子』の「至…

泉聲悠韻
3か月前
14

【荘子】「胡蝶の夢」~チョウチョにとっては迷惑な話だという話

荘子については、こちらをご参照ください。↓↓↓ 荘子は、名は周、戦国時代の人。 老子の思…

泉聲悠韻
6か月前
16

【荘子】「逍遥遊」~魚が鳥になって6ヶ月に9万里を飛んで初めて一呼吸するという話

荘子と『荘子』 荘子は、名は周。戦国時代、宋の蒙(河南省)の人。 儒家の孟子とほぼ同時代の人だ。 老子の思想を継承して道家思想を大成し、「老荘」と併称される。 その伝記は『史記』などによって知られるが、不明な点が多い。 名家は、諸子百家の一つ。いわゆる論理学、概念論だ。 名実論、すなわち「名」(言語、概念)と「実」(言語が表す対象、実在)との関係を考える学問であり、今日の意味論・記号論に近い。 恵施は、魏国の宰相にまでなった政治家。 荘子と恵施の問答が『荘子』の中にし

【老子】「小国寡民」~小さな国土に少ない人口が理想の国家形態であるという話

 老子については、以下の記事をご参照ください。↓↓↓ 「小国寡民」とは 老子の考えた理想…

泉聲悠韻
6か月前
10

【老子】「天下に水に勝るもの莫し」~柔らかくて弱いものが堅くて強いものに勝るとい…

 老子については、以下の記事をご参照ください。↓↓↓ 「道」と「柔弱」 「道」(タオ)は…

泉聲悠韻
6か月前
20

【老子】「無為自然」~やらないということをやるという話

 老子については、以下の記事をご参照ください。↓↓↓ 「無為自然」とは 老子は、人間は「…

泉聲悠韻
6か月前
14

【老子】「道の道うべきは常の道に非ず」~わからないということがわかればよろしいと…

謎の老人~老子の正体老子、言わずと知れた道家の祖である。 孔子と並んで中国思想界の双璧で…

泉聲悠韻
6か月前
26