見出し画像

SNS炎上で話題の「バービー」を子どもと観ると良いことしか起こらなそう

「映画とは、総合芸術である」

最近、友達が教えてくれました。

音楽、照明技術、演技、物語、思想、エンターテイメント

贅沢な多文化のパッケージ。今更ですが、総合芸術という言葉はピッタリですね。さすが友達。

先ほど、炎上で話題になっていた「バービー」を観てきました。

ライアンゴズリングとマーゴットロビーって配役の大作ってだけで、観に行く理由は十分でしたが、なんとか時間を作って、お盆映画してきました。

一言で表すと「クレイジーポップなパーティの中で、メタモルフォーゼとの出会う傑作」

個人的には間違いなく、2023年最高の一本。
それどころか不覚にも僕の人生の一本となりそう気が、、、

2023年も
・イニシェリン島の精霊
・ガーディアンズオブギャラクシー(3作目)
・RRR
・E.O.
・怪物
・ミッションインポッシブル()
などの
好きな作品たちに出会えたし

僕の30年の人生の中では
・イントゥザワイルド
・カモンカモン
・グッドウィルハンティング
・ガタカ
・モーターサイクルダイアリーズ
などが
感動作としては忘れられない作品です

僕の好みはこんな感じで把握いただけたらと思うのですが

今回の「バービー」

バービー人形ファン、女性、フェミニスト、に届ける映画であることは自明だと思いますが
男性をはじめ、これに当てはまらない多くの人に届く映画になっていると感じ、珍しく号泣しました。

上映時間が魅力的な要素で満たされていましたが
この作品の優れている部分を絞ると、4つになりました。(ネタバレは控えめに)

①映像:映像と音楽で幸せになれます。
まず、クレイジーな舞台芸術で、目が幸せになります。ちょいちょい始まるコメディ色のミュージカルで癒されます。

②エンタメ:中弛みがないエンタメパワー
主役の定番バービー、人間界の重要キャラクター2名、ケン
この3人についての文脈の語り方が強固すぎる。マジでびっくりするぐらい丁寧。
スピーディな超展開なのに、それぞれのキャラクターと2年くらいいたような感覚になりました。
つまり、濃ゆいということです。

③政治:男性社会とフェミニズムの抗争に対して、解決策をミニマムだが提案をしている
専門家や賢者が、批判的に見れば、中途半端な結末とも言おうと思えば言えそうですが、一般人には十分すぎる希望を提示してくれたように思えます。

④感情:SFなのに物語が超リアル系映画
第一印象は異なるかもだけど、ガタカに通じるものを感じました。非日常を鑑賞しているのに、観終わった後の、日常の解像度が上がりそうな、そんな体験でした。

以上。十分かつ最小限を目指して、言語化させていただきました。

行けたらもう一回観に行きたいとも思いますし、得たエネルギーでこの後の自分の生活を豊かにできたらとも思います。
そして、新しい映画を定期的に観に行くモチベーションがとても底上げされました。

以上のことを全て理由で、特に小学生以上のお子さんにおすすめです!

多くの人がこの映画から勇気もろもろ得られますように!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?