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日記 祖父の入院


梅雨が明けたのかどうかわからないこの頃。じめっと溶けるような暑さの中、冷房の効いた中で過ごす時間が多い私は暑さにとても弱いのです。
休みの私は何もしていないのに暑さにへとへと。やっとの思いで買い物をするために外出すると、積乱雲が向こう側に見えてるなと思ったら、急に空が暗くなって、夕立。
これで涼しくなるなと思い、夕飯の支度をしながら母の帰りを待った。
母が帰ってくるといつも真っすぐにビールを飲み、つまみを食べる。ごはんがあってもなくても。ごはんを食べるころには酔っぱらっていて、何を言っているのか分からないのでいつも自分たちに起きた感情的な会話はしない。大抵ニュースを流して、ニュースに対しての感想を言うだけ。それに、帰ってきてすぐにご飯を食べないくせにご飯ができていなかったり量が多くないと文句は言うし、文句を言ってもどうせ酒を飲むので食べきれなくて結局廃棄になることは分かっている。なので休みの日に急いで夕飯の支度をする必要はないことを私は知っている。
しかし今日は違った。私が夕飯の支度をしながら、母が晩酌をしているその時に玄関のチャイムが鳴った。いつも世話になっている叔父が珍しく来ていて、「じいさんが入院した。」と。
私と母は2人暮らし。祖父母と叔父が近くに住んでいた。
私の祖父の印象は物静かで頑固、会社を定年退職して、趣味の墨絵やグランドゴルフに精を出していたが、10年ほど前からうつ病になり引きこもりになっていた。これは本人の性格も影響していたが、祖母の性格も所謂ヒステリックなので、大変仲が悪いのに一緒に住んでいたからだと思う。うつ病で引きこもりとなったら次は認知症。これにも私達家族は悩まされていた。普段はベッドの上で寝たきり、お腹が減ったらよろよろ台所まで行けるくらいのADLであったため、それほど手がかかるほどではなかった。
しかし突然の入院。脳梗塞という大病。しかも症状出現から3日は放置していた。麻痺症状が出ていたのに、大丈夫という祖母の判断で普段通り往診の先生がくるまで放置していた。先生が来てくれた今日に、近所の病院へ即入院となった、と叔父は言う。

うつ病 認知症 低栄養 筋力低下 唾液での誤嚥リスク大

普通に生きてるだけでもハラハラしていた中での突然の脳梗塞。しかも3日放置。構音障害と右麻痺、失禁ありのなか3日放置する我が家族の病識のなさと他人事感がすごく恥ずかしいのだけれど、それよりもこの先の病態の方が心配。

祖父を病院へ送ってひと段落してから報告にきた叔父がどこかに食事に行こうと誘ってきたので、せっかく食事の支度をしたのにみんなでご飯を食べに行った。私は正直最悪のことを考える。私は昨年まで病院で働いていたから、このリスクがあるなかでの脳梗塞は厳しいなと思う。何が自分達にできるのかを考えたいのに「病院にいるから安心、先生に任せているから安心」と言ってきかない祖母。「歩いて帰ってくるよ」と言う母に疑問しかない。しかも入院した病院は評判の良くない、脳外科もない病院。コロナ予防のため面会時間(本当に面会できるのか分からないが)は14時~16時。仕事もあるので行けるとしたら日曜日。

おじい、頑張れ!!!



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