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桜の季節、優しい季節

桜が満開のこの今に、命を燃やして。
長年生きた中で関わってきた家族、周りの人々に、ああこの人達も家族、新たな気持ちを与えてくれてありがとう。

おじいさんの交友関係は、孫の私には分からないけれど、家を訪ねて話してくれる方々からの家族も知らない話にまた、新しい発見をして。
色んな人の人生の中におじいさんは生きていて、それを知ることが、嬉しかった。

うつ気質の認知症で、思うように体も動かなくて、脳梗塞になって更に悪くなって。いよいよ家にも居れなくなって。本当に可哀想なんだけれど、それが一番の選択で。
それが良い選択で、家族にとってベターだと、受け止められていた。病気の苦痛の中でも少しでも、おじいさんが関わる介護士さんや新しい環境で幸せを感じる瞬間があったら良いなと思っていた。家族の面会ができたらな、と思うのが後悔でしかない。

病気の家族を支える家族は、その人が生きているうちは苦痛にばかり目がいく。実際苦痛の方が多いのは確かなのでしょうがないと思う。そして目に見えなくなった瞬間に、お互い病気の負担から開放されて、余裕が生まれてあの時こうしていたらなと後悔をしてる。
後悔してるんだけど、後悔するのはほんの些細な毎日の日常で。
後悔するよりも、今、普段周りの人に後悔するような行動をしないように、自分に余裕を持てるように自分を大切にするべきなんだと、気付かせてもらった。

まだ、居なくなったことが信じられなくて、泣いちゃうんだけど。泣く理由は今までありがとうと思う気持ちばかりで。おじいさんを思って泣くことに私は、後悔はしない。

こんな整理のできてない気持ちを最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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