りゅうちぇる離婚疑惑について、噛み砕いてみる
りゅうちぇる、離婚!?
そう思わせるような投稿がインスタを騒がせた。
しかし投稿をよくよく読んでみると、そうではない、ということが読み解ける。
ではどういうことなのだろうか、僭越ながら僕の解釈を述べさせていただこうと思う。
りゅうちぇるとぺこの元投稿のリンクを貼っておく、まずはこちらを一読した上でこの記事をご覧いただきたい。
https://www.instagram.com/p/ChroPsxPhOK/?utm_source=ig_web_copy_link
それから僕のLGBT観ついて、基本的なことをまとめている記事を再掲しておく。読んでおくとわかりやすいかもしれない。
https://note.com/kantaroto/n/nd77102edfc5b
離婚するなんて一言も言ってないじゃん
「離婚したかどうか」についてはこの一言に尽きる。
離婚疑惑とかタイトルに書いたのはぶっちゃけタイトルホイホイです。申し訳ない。
じゃあどうしてりゅうちぇるはこのような思わせぶりな投稿をしたのか?これからも男親としての責任を果たすのか?
それは後述。
「LGBTは子供を作らない」という偏見
「LGBTは子供を作ったりしないので、子供を作ったということはりゅうちぇるはシスジェンダーのヘテロセクシャル」という偏見が嫌だったことが、この投稿の主な動機であると見られる。
確かに同性愛者は一般に子供を持たない。同性をパートナーに選ぶ以上、子供を作ることに身体的ハードルが高いからだ。
しかし、冷静に考えて欲しい。やってやれないことはないだろう。ぶっちゃけてしまえば、同性愛者も両性愛者もトランスジェンダーも、性機能に問題がなければ子供は作れるのだ。
当たり前だよなぁ。
ではもう一つ、「子供を持ちたい」という欲求を持つことがあるのか?という問題についてだ。
確かに望まない妊娠は同性愛者もするだろう。では自発的に子どもを持ちたいと望むことがあるのかについてだが、これは「ある」と断言できる。
なぜなら海外で同性カップルの養子縁組が認められていれば、子供を迎え入れるカップルもそこそこ存在するからだ。
「チョコレートドーナツ」という映画とか有名だよな、僕は見たことないが、「ゲイカップルが自閉症の子供を養子縁組する」というあらすじの映画だ。しんどい映画らしいので見たいとは思わないが。
まぁともかく、りゅうちぇるはシスジェンダーでもヘテロセクシャルでもない(と思われる)が、子供を持ちたいと願った人物である。ということが言えると思う。
まずはこれを理解していただきたい。
じゃありゅうちぇるはどんなセクシャリティなの?
わかんないっピ!!!
いや冗談ではなく、本当にそうなのだ。
再掲した記事で「カミングアウトの本質は意思表示である」と述べた。
ならば何のカミングアウトもしていないということは、ゲイとかトランスジェンダーとか、そういったカテゴリに当てはめて考えるというのは不適切ということになる。
強いて言うなら、「何のカテゴリにも当てはめられたくない」が正解に近いのではなかろうか。
特定のセクシャリティという色眼鏡をかけられるのではなく、りゅうちぇる本人を見て欲しい、という意思表示であるように思う。
離婚じゃないなら、ぺこはどうして「墓まで持って行ってほしかった」なんて言ったの?
これは非常に難しいものだが、先に述べた通りりゅうちぇるはシスジェンダー・ヘテロセクシャルとして扱われることを嫌っている。
つまりは広義的な「LGBTの家族」として、しかも芸能人として生きていくことに、付き合わされたということになる。
これがどれだけ大変なことかは、少し筆舌に尽くしがたい。
今もそうであるように、大きなバッシングや偏見に耐えなければならないことを意味する。
もしりゅうちぇるがこの投稿をしなければ、シスジェンダー・ヘテロセクシャルの「普通の家族」として生きていくことができたのだ。その安寧が恋しい、ということだと思う。
少し補足しておくが、この投稿は「りゅうちぇるが男親だからできたこと」と言われているが、そうではないと僕は思う。
この投稿の本質は「シスヘテロではないことのカミングアウト」なので、これ自体はぺこの立場でも可能だったと考えている。
女性に対する偏見はまた異なったものがあるから、民衆の反応が今と同じだったかはわからないが、少なくとも全く不可能なものだとは考えていない。
まとめ
りゅうちぇるは離婚したとは言っていない。りゅうちぇるのセクシャリティ・性自認に関してはわからない。
そしてりゅうちぇるが育児を続けていくのか?については、「これから見届ける他ない」と僕は考えている。
少なくとも例の投稿からは育児を放棄する意志は感じられなかった。であれば、きちんとやっていれば家族仲は平穏だろうし、やっていなければぺこから何らかの告発があるだろう。それ次第だ、という他ない。
りゅうちぇるが放棄したものは「社会が押し付ける男親としての理想像」であり、「育児をすること」ではないと僕は考えているし、あの家族を僕は応援するつもりでこの記事を書いた。
少しでも偏見が納まることを願っている。
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