朝のお伊勢さんに行こう(3)
内宮までの道をてくてく歩く。
歩くのはすきだ。脚も強いつもり。
…とはいえ。
ちょっと遠かったかなと、だれもいない道を歩きながら思う。笑
それでもてくてく。
長い距離散歩するのも久しぶりかも。
なんだか来たことがあるナァという景色が見えてきた。
そうか、猿田彦神社のほうから来てたのね!
前回友人たちと来た時、猿田彦神社にも行っていたので見覚えがあった。
おかげ横丁のお店はまだまだ開店前。
赤福の車が通る。
赤福カー、ちっちゃくてかわいいんだよな。
内宮に到着し、橋を渡る。
五十鈴川御手洗場で浄めつつ、
しばし風の音を聞き、空気を吸い込んでスーハー。
いい音がする。本当に。
順番通りにお参りしていたら、神職の方の後を追いかける形に。
こぽこぽ歩いていらっしゃる。
(あの履き物、いつも仕組みが気になってじっと見てしまう。)
朝ならではだったかも!と嬉しい。
早起きできてよかったナー。
神楽殿(だったと思う)のあたりまで戻ってきた時、
どこからか雅楽の音が。越天楽ですなぁ。
自然の音、空気に混ざっていく篳篥や笙の音。
この場所で聴けるとは素敵すぎる。
帰りに、いそいそと赤福に寄り道。
マスクの下、見えないしまぁいっかと、
ニッコニコで列に並び、(怪しいw)
冷やしぜんざいをいただきました。
伊勢入りする前にちらっと調べていて、
「絶対食べたいこれ!」と思ったもの。
春秋頃の限定らしく、終了時期ギリギリに食べられたことに感謝。
甘い小豆+もちもちお餅は、朝から10キロ近く歩き回った私にはジャスティスであった。
箸休めのきゃらぶきが印象的。しょっぱ優しくておいしい。
最高に沁みわたりました。
いきなり思い立ったお伊勢さんの旅。
たくさんの贈り物を、両手いっぱいに持たせてもらった気分。
素晴らしく早起きの達人になれた旅でした。
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