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昭和生まれにとっての平成の終わり 084/360

*********************************************************************************今日のまとめ:昭和生まれバタコにとって平成の終わりに関する感慨は地味目。

 でも、生前ご譲位は英断だと思う。なぜなら、イギリスはあくまでも「ご存命中は一生君主」という理論だから・・社会の混乱を最小限にする手立ては「崩御の際にとる手続きを綿密に決め、毎年リハし準備万端にすることで備えている」のだそうだです。
 バタコも、終活しなきゃ・・***********************************************



引用された書物を自分で読んではいないのですが、
コチラの記事に書いてあったので孫引き・・

「イギリスの作家ダグラス・アダムスが生前に面白い言葉を残しています。
人間は、自分が生まれた時にすでに存在したテクノロジーを、自然な世界の一部と感じる。15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングなものと感じられ、35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反するものと感じられる
私たちの脳は一度常識が出来上がってしまうとその枠組みの中で物事を考えたり判断するようになってしまい、新しく誕生した技術などをバイアスなしに見ることが難しいのです。(P206~207)」

一応、原文のネット検索もしてみました。

I've come up with a set of rules that describe our reactions to technologies:
1. Anything that is in the world when you’re born is normal and ordinary and is just a natural part of the way the world works.
2. Anything that's invented between when you’re fifteen and thirty-five is new and exciting and revolutionary and you can probably get a career in it.
3. Anything invented after you're thirty-five is against the natural order of things.                                                                                 出典コチラ
                   *注1 ページ末に注記しました。




このことを今日考えていました。

明日で平成はおしまいですが
昭和生まれのバタコにとっての「平成が終わる」感慨と
平成生まれの方にとっての「平成が終わる」の大きさは
結構な差があるのかも~と。

自分が生まれた時すでに平成だった方にとって
その時代が終わることには大きな意味がありそうですが
バタコにとっては衝撃は少な目かもしれません。

昭和 → 平成に代わるときは中学生で、
あまり「実務」の大変さを実感してなかったので
実はこの時も大きな「ショック」はなかったのですが・・

ちなみに、バタコが以前勤めていた銀行の上司は

「シャッターを半開きで営業、喪章をつけて勤務したこと・・
忘れられない思い出」

とおっしゃっていました。

(これはいわゆる「2000年問題」Y2Kの時も同じで、
自分自身でIT周りのことを担当していなかったので
「当事者」感覚が大変薄かった・・)

単なる一市民としての感想にすぎませんが、
ご譲位は英断だと思います。

昭和天皇が亡くなられる際の「空気」だけは
ぼんやり思い出せますが

同じことを繰り返したくはないというお気持ちは
想像もできますし、計画性に敬意をおぼえます。

   ※個人レベルでも - 毎日体温・血圧などが
    NHKの番組にテロップで流れていたこと
    つまり、いつなくなるかを国民が息をひそめて見守ったこと・・
   ※関係者の諸手続きのもたらすストレスレベルでも
    全国のカレンダーはじめすべての印刷物の差し替えレベルでも
    

そう思ったのは、バタコが以前にこのような記事を書いていたからかもしれません。
 要するに:イギリスでは、女王崩御の場合に起こる一連の儀式には何十年も前から細かく定められており、関係者は毎年あつまって会議をしている。

例:ラジオテレビでの報道のルール
  →荘厳な曲が流れる
  ロンドン市場の1日休業
  葬儀の手順
  イギリス女王を (象徴) 君主に置いている国への連絡
  もしかしたらこれを機にオーストラリアは独立するかもという憶測
など。

それに引き換え、前もって生前に譲位をお決めになったのは
前例が (ほぼ) ないとはいえ英断だなと。
ヒトがぽっくりと死ににくい?時代になったいま、世界中の君主に向けて、今回のご譲位はお手本になるのでは、
とバタコは勝手に思います。

イギリスの王室はあくまでも「亡くなるまで君主」という伝統を引き継ぐ予定みたいですね。


最近、「終活」をやりたい意図が高まっているバタコでした・・


あなたは平成最後のいちにちをどう過ごされますか?

ではまた明日!




*注1
Douglas Adamsさんは、(バタコ読破してないけど)
初めから終わりまでいたるところに休みなくギャグが仕込んであるコントみたいなSF小説→ラジオ番組化で大ヒット作となったThe Hitchhiker's Guide to the Galaxyを書いたヒトです。2001年に49歳の若さで亡くなったけれどまだ世界中にファンが居るみたいです。ケンブリッジの英文科卒で、明らかに才気煥発なライターさんではありますが、科学者とか評論家というわけではなく、この15歳から35才の間に・・という発言自体も、「このツイート、めっちゃ当たってる!爆笑!」みたいなノリで、みんなが何となく感じてることを言語化してる珠玉の名作なんだけど、科学的とか人間工学的に検証して出された結論、とかではないと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございます!