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イマジナリーフレンド「架空のおともだち」を持つ子供たち 147/360

ごきげんよう、観世 (かんぜ) バタコです。

アナタは、子供の頃、大人にも友達にも秘密な自分だけの世界ってありましたか?

本日は、我が家の息子たちの「妄言壮語」うわごと?真っ赤なウソ?ほら話?ともいえるエピソードについて!書いてみます。

コドモの自在で豊かな想起力の結晶?イマジナリーフレンド

イマジナリーフレンドは、ウィキペディアなどネットで調べてみると

■「空想上の友人」のことで、心理学・精神医学で扱われる現象
■一人っ子・長子などにコドモに主に見られる
■大人になってもイマジナリーフレンドがいる場合もある
■有名なのは「ドラえもん」「となりのトトロ」

とのことです。


「空想上の友人」の存在自体は、
自分が子供のときから知っていたので
割と有名なんだと思っています。
(イマジナリーフレンドという呼称は今回調べてみて知りましたが)

バタコの場合は「赤毛のアン」でアンがDear Diaryと
日記帳に呼びかけるような形で日記を書いてたのを
知っていましたし(ただし10歳以降でしょうね、これは)
お気に入りのぬいぐるみに「命が宿ったらいいな」と思ってました。
(がそれを本気で信じるイマジネーションは持ってなかった)

というわけで、バタコ自身にimaginary friendsが存在してたことはありません。

それってちょっと残念だなと思ってた時期もあったかも。

バタコは、小学校1年生ごろにすでに
「さっかになりたい」
と公言していたのですが
これも振り返って考えてみると
当時は「絵本」(6歳以下向けの絵本は大部分フィクション)
しか読んでなかったために

「書く」「活字媒体に載る文章を作りだす」
というようなぼんやりとした職業を思い浮かべた時
それをあらわす言葉が「さっか」しか持ち合わせてなかった
というからくりで
実際は「ライターになりたい」(ノンフィクションかエッセイ)
と言った方が近かったのでしょう。

バタコ自身は一度も小説を書いたことがなく
これからも書く見込みは少なそうです。

  (小説家になる人は、出版されようがされまいが
  幼少期からとにかく「書かずにはいられない」ヒトだった
  ケースが多いように、バタコは感じます)

  (そして、小説を書くにあたっては
  「ある程度、登場人物や背景を設定し終わると、
  いつのまにか彼らが勝手にセリフやストーリーを展開していき、
  自分はそれを書き留めているだけ」という感覚だ、
  という例が多いみたいですね・・
  やはり、どことなく、イマジナリーフレンドを持てる子の能力と
  共通するものがあるような・・)


ちなみにバタコは、
ちゃんとした筋だてや世界観を作り込む緻密な作業向きに
できてないようで。

noteで投稿しているのも「日記+α」noteで投稿しているのも「日記+α」何か (ヒト、出来事、本や映画など) に遭遇しそこから感じたこと思ったことを書くスタイルです。

ただし先に「さっかになりたい」と宣言してしまったため
イマジナリーフレンドが居ないことはなんとなく
「あれ?向いてない?」
と考えるきっかけにはなってました。


前置きはこれくらいにして
我が家の息子たちのイマジナリーフレンドをご紹介します。


長男ジミーの場合 (3歳ごろ)


ある日、公園に行ったら、同年代の女の子と両親が既に遊んでました。
    ※バタコの地元・いなかはイギリス国内ツーリズムが盛んで
    他の地方から「短期滞在先」として子連れ旅行者も来ます。
    「両親そろって」公園で遊ぶというのは
    休暇中の特別なイベントっぽいので、
    holidaymakersと呼ばれる、国内旅行ファミリーだったのでしょう。

お父さんが、女の子と遊ぶついでに
ジミーのブランコも押してくれました。

「ちゃんと子供と向き合ってくれる」大人の男性が
男の子は大好き。めちゃくちゃポイント高い。
   ※赤ちゃん以上コドモ未満の頃は
    男性への反応はとりあえず「警戒」だった時期もありましたが


早すぎない、怖すぎない、バッチリな速度で楽しく押してもらって
しかもジミーと女の子と会話も絶やさない!という絶妙なサポートに
ジミーはテンション爆上がりだったのでしょう、この場で
母親ですら初耳!のイマジナリーフレンドが紹介されました。

恐らくきっかけは
女の子が「おじいちゃんはお空にのぼって行った」
と、亡くなった祖父のことを語ったことだったのかも。

「My pterodactyl has…僕のプテロダクティルスはね・・」
と、いきなり、おともだちは恐竜!なんか~い

               ※ちなみに英語の発音はコチラ ↓
               「p」は発音しません。


「ロンドンに住んでて、Land Rover (イギリスブランドの4駆。
ジープみたいなの) を数台持ってて・・
一台はピンク。ちなみにお家もピンク。」
          ←ちなみに昨年、書いてた記事
          おすすめイギリス絵本「ランドローバー」の書評
          はコチラ

多分、この時点ではちょっとした思い付きだったのが
お父さんが楽しそうにきちんと受け答えしてくれたので
「固定キャラ」となったようです。

その後、1年程度にわたって、日常会話にもよく「恐竜友」が登場してました。

だんだん話題に上らなくなってから、1年後くらいに
バタコがテンション高めに当時の様子を語っていると
「・・あのね、マミィ、あれはrealじゃなかったんだよ」
と告白されました。(いや分かってたけどその虚構が楽しかっ・・

次男ヘクターの場合:(現在5歳半)

先日、唐突に、自分はこの家族の一員ではなく
宇宙人alienのお母さんから生まれたんだ、と宣言。
「僕は月に帰りたい」そうです。

ちょうど1969年7月のアポロ11号による
宇宙飛行士月面着陸から50周年!が話題になっていたので
そこからヒントを得たのかも。

しかも自分で盛り上がって
僕はお月様が恋しいって涙目になってた!(かぐや姫かいっ


ココではないどこかに自分の本当の居場所があるという感覚

ちょっと話はずれますが
コドモって意外とこの
「アタシの本当のお家はここではないのかもしれない」
「世界のどこかに自分の『居場所』があるのかもしれない」
っていう気持ちを持つことあるような気がします。
それも、赤貧虐待ぎみな生育背景とかではなく
ごくフツー?に幸せなコドモ時代だったとしても。

そういう例を文学作品や映画なんかでたびたび見た気がします
(ちょっと今具体的に思い出せないのですが)
(そしてバタコ自身にも何となく覚えがある気が)

コドモってやっぱり「7歳までは神のうち?」


いや~コドモって本当に、
脳の記憶をつかさどる海馬とか?にあって普段はすっかり忘れ去ってる
怪・快・不快とりまぜた何かを刺激して剥き出しにしてしまう「異な奴ら」ですよね・・

最近のねおみのるさんの投稿を見ながら
あいつら (あの頃) はやっぱり、「にんげんじゃなかった」感を強くしてマス・・



アナタにはどんな「うずもれてた得も言われぬ感覚」がありそうですか?

ではまた次回!


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■関連記事:イギリスのランドローバー(ファン向け?)絵本、ランディとフェンダー

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最後まで読んでいただいてありがとうございます!