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「テレシネマ 楽園」簡単映画レビュー

簡単映画レビュー

プロフィール
「テレシネマ 楽園」
2010年 韓国 1時間49分
監督 イ・ジャンス
出演 キム・ハヌル, チ・ジニ, キム・ユジョン
ジャンル ドラマ
この投稿は以前にファンブログで投稿済みです。
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灯台より森の方が印象が強いのですが。
映画のジャンル
恋愛映画。ただし、子供がほとんど物語の中心である。人類愛と言うか,,,
最後まで見たか?
見た。面白かった。韓国映画のタイプで言えばこの美しい島なり自然なりを愛でながら、フワンと時間がたっていく、そういう映画である。結構好きなタイプであるが、私小説的なナレーションも欲しかった。
ビックリしたか? 驚いたか?
そういう要素はなかった。
もう一度見たいか?
もう一度見たいとはあまり思いません。ただこのキム.ユジュンの演技がをまた別の映画で見たいです。
一緒に見て困る人はいるか?
大丈夫。韓国人アレルギーの人でなければ
特筆すべき男優、女優はいますか?
まず、この主演のキムハヌルという人は、母に聞いたところ、大変有名な女優だそうである。前回の「私を忘れないで」にも出ていた。韓国映画の魅力のひとつに、女性が独り言をいいながら素朴な出来事にいちいち感じ入りながら過ごすシーンがある。有名だと聞かなければ、地味な女性の健気さに救われる。
次に、チ.ジニという俳優は確か、「トンイ」で王様を演じていた人。如何にも女性にもてそうな顔だが、その逆に、なんとも言えない不器用な愛情表現は「トンイ」でも共通していた。そもそも、韓国俳優は日本の俳優にありがちな妙な余裕がない。虚構の世界で本当に切羽詰まった演技をする。
そして、この映画の本当の主人公は上記の二人でもなければその恋愛模様でもなく、この子役のキム.ユジュンである。この人も確か「トンイ」に出ていた筈であるが、というかトンイの子供の時代を演じていた筈であるが、細かい演技が秀逸である。子供故にどうしようもないことへの苛立ちを一瞬で表情に表現する。島の中の美しい森、そこに彷徨う緑のセーターの少女。これこそがこの映画を最後まで見させる力となっている。

そこで気が付いたのだが、何故日本の俳優に妙な余裕を感じるかである。我々は、日本の俳優についていえば、同じ経済の階層の中で生活しており、彼らが豊かな生活をしているのを知っている。彼らが女性にもてるのも知っている。ましてその俳優がクレジットカードのプレミアムカードのCMでも出ていたとしよう。そんな人間がいくら貧しい役をやって顔に泥を塗っても、実感がわかない。正直映画が台無しである。そういう先入観をもってみてしまう。たとえば上記のチ.ジニも韓国本国ではそういう俳優かもしれない。でも我々は韓国の経済階層の中で生活をしていないので、ただの離島の先生という役に先入観が邪魔をしないということはある。沢山CMに出ている俳優はCMに自分のイメージを決定づけられている。日本の映画とCMとの間の業は深い。
印象に残るシーンは?
森、そして緑のセーターの少女、その顔の表情の演技に注目 
それと、この映画の音楽であるが、これは「製パン王 キムタック」と同じ人ではないか?あの独特の不安と不幸をあおるメロディー、ついつい先をみてしまう魔法のメロディー。
監督については?
テレビドラマの監督なんですね。
仏教的にはどうか?
当然、因果が出てくるが、やや弱い。
これ以上言う事は?(ここは、思い入れがある場合に書く。長文注意)
テレシネマを何本か見て見なくてはいけません。

点数(10点満点)
6点
合掌

この映画レビューのポリシー
①ネタバレ無
②簡単に、見るべきか見ぬべきかが分かる。(人生を有意義に過ごす)
③悪口はかかない。(不満を臭わせるのは良しとする。)
④長文は書かない。
⑤好き嫌いせず色々なジャンルや国の映画を見る。
⑥映画のサイトから写真を持ってこず、自分でCANVAでイメージを作り、その映画の印象のままに、表示する。(折角、買ったので。)

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