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「満員電車」簡単映画レビュー

プロフィール
満員電車 
1957年 日本 大映
監督 市川崑
出演 川口浩, 笠智衆, 杉村春子
ジャンル コメディ
アマゾンのリンク 
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07SSQVWH6/ref=atv_hm_hom_1_c_2usnYu_4_9
著作権回避 イメージ写真

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こういう風にイメージしました。
映画のジャンル
風刺映画、日常の連続、満員電車、ビール工場、そして精神病院。
高度成長期の「ちょっと待て」的な映画。
最後まで見たか?
見ました。
ビックリしたか? 驚いたか?
川口浩の私小説的なテンポの良い映画の流れは、当時、斬新だったのではないでしょうか?よく言えば、めげない、悪く言えばドライ。
ラクダビールが良かった。
特筆すべき男優、女優はいたか?どのように?
川口浩の演技は、今の若手俳優に通じるものがあります。
笠智衆と杉村春子の掛け合いは、見ごたえがありました。笠智衆は文芸映画においても、コメディ映画でも演技がぶれず、そこが監督に重宝されているのではと思いました。
川口浩の何人目かの恋人役で小野道子という、目の離れた愛嬌のある女優は、存在感があり、調べたところ、なんと長谷川一夫の娘さんでした。
もう一度見たいか?
いいえ
一緒に見て困る人はいるか?
いません。白黒の映画が面白いということを家の人に分かってもらいましょう。平成とか令和に?生まれた人に昔話をするチャンスです。
印象に残るシーンは?
主人公の川口浩が常にめげないところです。この軸がぶれていないので、映画が暗くなりません。そういうシーンが多かったのです。
監督については?
監督は巨匠市川崑です。大映映画、市川崑、という組み合わせは白黒、カラーともに面白い映画、実験映画が多い。こんな虚無的な映画を撮った後に、東京オリンピックの映画を撮っているのですから、不思議です。
仏教的にはどうか?

日常の連続、頑張ってもどうしようもない、などの虚無的キーワード。何十年先の未来までの、総収入試算。自分も含め、これを誤解し、脱線していく人も多かったのでしょうか?
日常の連続は人生の幸福であり、頑張って得られるものは、衆生の幸せであると理解しておけばよかったのですが。実際、この時の給料で試算しても、その後日本が発展し、賃金もどんどん上昇し、試算より多くなっていくのですから。
この映画は自分を失わないように警鐘をならしているのかもしれません。

点数(10点満点)
6点
合掌

この映画レビューのポリシー
①ネタバレ無
②簡単に、見るべきか見ぬべきかが分かる。(人生を有意義に過ごす)
③悪口はかかない。(不満を臭わせるのは良しとする。)
④長文は書かない。
⑤好き嫌いせず色々なジャンルや国の映画を見る。
⑥映画のサイトから写真を持ってこず、自分でCANVAでイメージを作り、その映画の印象のままに、表示する。(折角、買ったので。)


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