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美術館へ。「堀内誠一」展

先週末の出かけ。
ひろしま美術館の「堀内誠一展」展へ。

「ぐるんぱのようちえん」
「こすずめのぼうけん」
などで知られる絵本作家でデザイナーの原画展。

ぐるんぱのようちえん




我が子が幼い頃、何百回と読み、特に息子が大好きだった「こすずめのぼうけん」
は、原画の美しさと表情の豊かに驚き、順に観ているうちに涙ぐんでしまった。

こすずめのぼうけん (こどものとも傑作集)




こちらはイギリスの風景を描いていることを知った。

その前に、フランスに移り住んだらしい。

作品は日本人離れした色彩感覚を感じるものが多かった。

初めての絵本は「くろうまブランキー」。
油絵で描かれた絵本原画というのは、初めて見た。

くろうまブランキー




以降、画材も描き方も多彩で絵本毎に違い、名前を見なければ同一人物の作品と分からないものも多い。

私自身、子供の頃好きだった「ふらいぱんじいさん」も彼の作品だと知り驚く。

ふらいぱんじいさん (日本の創作幼年童話 5)




デザイナーだった父の影響を受け、子供時代から絵を描くのが好きだった堀内さん。

ピカソの青の時代に影響を受けたと一目で分かる作品なども、10代にして既に品格があり素晴らしかった。

また、私が10代の頃好きで今でもたまにチェックする雑誌「anan」や、同じくテーィンズの頃好きだった雑誌「Olive」なども彼のデザインと知った。

解説も一つ一つ興味深く読みながら観ていると、気がつけば2時間も滞在していた。


「描くことで、その時間まで滞在しなかったものが存在を始める」
という言葉を印象深く思った。

イメージが絵として生まれた素晴らしい作品ばかり。

1932年生まれ。
54才で生涯を閉じるとあり、早すぎる気もするが、手掛けた作品の数々を見ると、幸せな人生だっただろうか。

ひろしま美術館にて8/20まで、会期中無休。

素晴らしい原画展へ是非!

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