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取説は、一回読んでみよ~

こんばんは、☺(かお)です。

営業職として働いていると、
いろんな仕事が降ってくるのですが、
結構多いのはやはり、製品購入後の問い合わせです。

白物家電とは違うんやで!

制御機器業界で働いていると書きましたが、
実は冷蔵庫や炊飯器なども
制御機器です。

例えば冷蔵庫は、
温度を一定に冷やすために、制御をしている。
炊飯器は、
種類によって炊くための
温度や圧力や分数が変わっていて、
選びさえすればレシピ通りに米などが炊ける。

そういった白物家電を使うとき、
あなたはしっかり説明書を読む方ですか?

読まずに見切り発進する方が多い気がします。
私もそうです(笑)
だって、スイッチ押せば動くんだもん。
なんか困っても、強制的にOFFすれば
なんとかなりそうなんだもん。

もちろん、それは白物家電メーカの努力もあります。
いかに簡単に操作できるか
いかに簡単に要求を満たせるか。
そういった工夫のもと作られているからですね。


工場に入る制御機器は、難しいんや。

打って変わって。
工場に入っているような
制御機器は、複雑です。

ある種単機能的な白物家電とは異なり、
色んな事が出来る。

「ここを押せばこれが出来る」という使い方よりは、
「これをするためにここの設定をする」という使い方なんです。


やりたいことを実現するためには、
順序を追って設定していくことが必要です。

ボタン一つで勝手にやってくれるものが
増えているから、
今まで意識したこともなかったのですが。

例えば、チョコレートを作るとき。
簡単に書くと、あっためてテンパリングして、
充填してかたどりして、
冷やして取り出して、
包装して完成!

充填してかたどりだけでも、
充填ポイントを検出
→ラインを一時ストップ
→決まった量のチョコを流す
→流し終わったらラインを再度動かす

こういったラインの流れを組み立てるだけでなく、
もし止まったら、ラインが止まるように警報を出す。
もし充填するチョコの温度が下がってたら、
ラインが止まるように警報を出す。
もし充填するチョコの種類が変わったら
温度のパターンを変える。
など、詳細の設定をしないといけません。


それだけ難しいこと(複雑なこと)を
実現させようと思うと、
使用する部品などの種類は増え、
使う機器の性能や機能はおのずと
高いものになっていきます。


だから、作ってます。取説。

何をしたいか、決めて、設定するためには、
取説がマストです。

確かに、高機能の製品の取説って、
めっちゃわかりにくいんですよ。

何がどこに書いてある?
何と何を組み合わせたら
やりたいことが実現できる?

全部書くことは難しいので、
各単機能の説明と、
例として一部の事例を書くことくらいしかできません。

しかも、5年目にして自社製品ではやっと取説を
まともに理解できるようになるくらいなので、
他社のものは用語が違ったりして、
理解に時間が掛かる。

色んなメーカを組み合わせて使用する
装置メーカーとしては、
色んな取説があると読む気もなくなるんでしょうね…

ただ、何かわからなかったときには
役に立つ取説。
ぜひ読んでみてください。
それは、白物家電でも同じです。

個人的には、
iPhoneが不調だったりしたとき、
「iPhone 画面 つかない」
って検索したら対処法が出てくるみたいに、
「調節計 アラーム 消えない」
でいろんな対処法が出て来たらいいのになって思います。

もっともっと、
簡単に難しいことを実現出来るような
世の中になるんだろうな~
置いてかれない様にしないとな~

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