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『椿の庭』を観て(ネタバレ有り)

塚口サンサン劇場で『椿の庭』を。


私、昔首からぶら下げてたラジオ体操のカードみたいなの欲しいかも😆

最近、メッチャ通ってます❗


まあ、それだけ好みの上映が続いてると言えるのですが。

(つか、23日からは『2gether』が始まるので毎日通いたいかも❤️)


そんな事は置いといて💦


神戸やら大阪やらでやっている時になかなかタイミングがあわず、期待値が上がっていたのかもしれません❗


やっと観れたぜ~‼️


てな訳で以下、怒涛のネタバレとボヤキでございます😅


最近、とにかく効果音の激しい映画ばかり観ていたので、本来はこんな雰囲気のしっとりする映画が好きなんだよね~❗なんて、ワクワク😃💕


季節を巡るごとに切り取られる今を盛りの花々。そして、雪に雨に散らされる花々。

人生を見せつけられているような。

若いって良いわね、ってセリフが何度か出てくるので、咲き誇る花が渚ちゃんで、地に落ちた花は富司純子さんの主人公なんだろうな。

静かな残酷な描写。


夫の四十九日を終え、亡くなった長女の娘・渚(自分の孫)と暮らす主人公が富司純子さん。

離れて住んでいる二女が鈴木京香さん。

渚役にシム・ウンギョンさん。

後ろ方にチャン・チェン(張震)が座っていたので、私混乱💦

え、渚ちゃんのお母さんは韓国に駆け落ちして、鈴木京香の旦那さんはチャン・チェンなの❓️

娘二人とも国際結婚なの?

後でわかりますが、チャン・チェンは税理士さんでした😅



凛と背筋を伸ばした美しい佇まいの富司純子さん。こんな風に年を重ねたいと思います。

負けずとも劣らず、鈴木京香さんの姿勢も美しいこと❗

あ、そうそう❗ 鈴木京香さんの着ていた喪服もとても素敵でした❗ ハイウエストでミモレ丈のフレアスカート❤️  


で、お話は、

10ヶ月後には大きな邸宅ともいえる住まいの税金を払わないといけない。

彼女は言います。私がこの家をでたら、思い出は消えてしまう。
え?  じゃあ、借家の人間は思い出が無いの?

確かに亡くなったご主人との思い出や二人の娘を育てた思い出のある家だけど、家だけが思い出じゃないと思う。


潔さが際立つ主人公のこの執着にアレ?

私がひねくれているんでしょうか?

ちょっとこの辺で、この映画に入り込めなくなってきます💦


それでも、税金という現実は目の前に迫ってきて…

家を売る決心をする主人公。

それから、彼女は​飲むべき薬を隠れて捨てていく。緩やかな自殺。​​


後で鈴木京香さん演ずる次女が言うんです。

「お母さんらしいわね」

いや~わからない💦


性別で云々はいけないと思うのですが、男の人の発想かなぁって思いました。夫亡き後の妻が、家が売られるのを見たくなく殉死するみたいな。

自分が死んだ後に夢描いてんじゃねーよ❗

クチ悪い~😆


ふと、途中で思い出したのが『覇王別姫』

あれも女性作家が書いた結末は、蝶衣は死んでないのです。でも男性監督は自刃させました。何年経っても小楼のことを愛し続けた、そして目の前で生命を断って相手の心に生き続ける。

男ってロマンチックだよね~って女性の何人かが評論してるのを見て、私も死なないなと思ったもんです😆


この映画もそんな感じ。

事実、奥さん亡くした男性は老け込むけど、旦那さん亡くした女性は若返ると言いますし🤣🤣

あんなに凛とした潔い主人公なら、さっさと家売って、マンションでも買って「掃除、楽よ~😆」なんて勝手なイメージ😆


それから❗

チャン・チェン(張震)は本当に良い役者さんです❗

だからこそ、この映画に要ったのかなぁ?

チャン・チェンが片言で説明するたびに現実に戻る💦

税理士役なら日本人俳優で良かったんじゃないかと?

シム・ウンギョンさんの片言は離れていた母親と娘の時間を感じさせるけど(実際、送ることの出来なかったファーストシューズで涙😢)チャン・チェンの存在は「何なの? 鎌倉って中国人の税理士当たり前なの?」と集中出来ない💦

しかも結局、さっさと家潰しちゃうような買い主連れてくるし。なんかもう💢

あくまでも役のことです。

チャン・チェンは良い役者です❗(大事な事なので、二度言いました❗)


硝子戸に映った蝋燭の火がフッと消えて煙が立ち上ったり、外からの映像で硝子戸に虹が映ったりと映像は本当に美しい❗

ただ、主人公退場後は音楽も映像もブツ切りになっての場面切り替えが二度あって、しかもダラダラと長い印象でした。


あくまで個人的にちょっと思ってたのと違ったかなァ😅

残念💦

あくまでも個人的感想です。

好きな方には申し訳ありません💦




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