令和6年1月1日。私は能登での帰省中に被災しました。 感じたことのない大きな揺れ。幸いにも実家の家屋は無事でしたが、ガラスは何枚も割れ、家の中はぐちゃぐちゃになりました。 一緒に帰省していた私の夫は大工をしています。 高齢の母の部屋の、外に面したサッシが閉まらないと気づいた時、どうしたらいいのか・・と途方に暮れましたが、夫がすぐに直してくれました。 雨風が入ってしまう・・と不安になっていたので、本当に助かり、安心しました。 その後、普段生活している群馬に戻ることに。 戻っ
「車庫の梁を入れて欲しい(可能な範囲で)」との依頼。 梁はさすがに個人ボランティアのレベルを超えている?と思ったが、ひとまず下見に。 そしたら何本かある梁のうち一本が床に落ちていた。 とりあえず下見だけと思ったけど、緊急だし、できそうだということですぐ作業に入った。 元の場所に入れようとするも、建物が揺れて戻ったのか全然入らなくなっていた。 そこの家主さんと一緒に持ち上げ、おっきいハンマーでガンガン叩いても全然入らない。 夫は長年やってるだけあって現場慣れしており、私なんか
家の近所は、言っても戸が閉まらない程度? 不便とはいえ、玄関とか重要な箇所じゃなければ、まあ、なんとかならないことはないのかなあ・・・と私は思っていた。 次の現場は、区長さんの作ってくれた要望メモには「車庫に筋交を入れてほしい」とある。 筋交入れるくらいなら、ボランティアでやれないことないか・・と夫。 下見に行ってみると、 あ、さっき言ってた、そんなに被害大きくない風の発言、やっぱり撤回!!! となった。 外からぱっと見はわからないんだけど、中に入ると全ての柱が斜めにな
2軒目 次のお宅は、戸が閉まらない箇所が何箇所もあるお宅。 キッチンに通じる引き戸、トイレの戸、玄関からすぐ見える戸に着手。 場所によって様々ではあるけど、鴨居が下がってきていたり、敷居が上がっていたり。 鴨居が下がっている箇所は戸の上を少しカットしたり、鴨居自体を電動カンナで削ったりしていた。 戸をちょっと削ることは、素人目からすれば、例えば柱を立てたりするより簡単な気がしてしまうけど、もう完成しているものをカットするのはだいぶ気が張るらしい。 トイレの戸付近は、今回
2024.1.1 年末年始に、群馬から実家のある能登に帰省中に被災した。 避難所生活を数日送り、金沢に戻ってからは孤立地区に物資を届けるために能登にまた行ったりなどしてから群馬に戻った。 夫がフリーの大工なので、2月になってからボランティアに行くことにした。 個人で動くので、個人でできる範囲のお困りごとに対処することに。 実家は能登町。輪島や珠洲に比べると被害が少ない。 とはいえ能登町はまだまだ断水中の地域もあるし、応急危険度判定で「危険」の赤い紙が貼られている家もある。