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12.二足歩行

自分の足で立つ

物理的にと言うのか、動物的にと言うのか、
人は自分の足で立ち上がるまで、
産まれてから数ヶ月を要します。
それも、手身近にあるものに掴まり、
体を支えながら、やっと。
二本足だけで立って歩き始めるのに約1年。
そんな動物、他にはいないわけで。

言ってしまえば、
2年前の夏にメンタルが崩壊し、
「自分」というものがないとわかった私は
いったんハイハイになったわけです。
そこから再度成長を始め、
二足歩行ができるようになることを目指しました。

4〇年生きてきてこれですよ。
人が自分の足で歩いていくというのは
こうも難しいことなんだなと。
これまでの1番の問題点として感じているのは
「自分の意思で決定していなかった」
ということです。
以前にも書きましたが、
何かのせいにして、何かの理由をつけて、
無理矢理自分を納得させたり、
他者に判断理由を設けたりすることで
言い訳にしていたと言えます。
つまり、本当の意味で私は
「自立」できていなかったと言えます。


子供の自立

4月から長男は大学へ入学します。
「成人」が18歳となったため、彼も「成人」
一人前です。
「成人」となれば、自立する時期。
大学を受験するに際し、地理的にどうするか、
ここも考えましたね。

周囲からは
「大学で一人暮らしさせたらしっかりするよ?」
「家から出したらちゃんとするんじゃない?」
というようなことも、結構言われました。

世の中、大学生のタイミングで一人暮らしって
多いですよね、恐らく。
男子ですし、本人はどうするかなと思いましたが
長男自身が自宅から近いところを選びました。
(よく受かってくれましたけど(笑))

彼自身、これまでの不登校とそこからの回復期、
恐らく私が想像できないような熟考を重ね、
自分が非常に不器用であることを認識しています。

・マルチタスクはできない。
・最初にやることは非常に緊張(2回目からはOK)
・自分が完全に納得、理解しないと動けない

そういう自分の特徴を踏まえ、
大学生活は安定した場からまずはスタートしたい
と決めていました。

いつかは子供達も自立します。
その時期については様々なご意見もあるでしょう。
しかし、
本人がしっかり自分の特性を見極め、
将来を少しずつイメージして
決めていくことが自立の第一歩
だと私は思います。

恐らく、長男からすると
次男のことが心配だというのもあるのだと思います。
長男なりの安心感や、気持ちが落ち着いた時に、
これまで考え過ぎるくらい考えていた長男ですから
きっと自分の足で立ち上がってくれるのだろうと
私は信じています。

子供は子供のタイミングで、きっと自立します。
親はどこまでいってもサポート。
寄り添いながら、でも過干渉にならず
その時を大きな気持ちで待とうと思います✨
(寂しいだろうけどねっっ😊)


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