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*寄り添うためのスキル*

母、焦る

先日、次男がインフルエンザA型に罹かりました。
学校の教室には入っていないはずなのに、流行りに乗る時は乗るもんです💦
習い事の教室には入れているので、そこでもらっちゃったかな・・・
週末に遊んでいる友達は元気そうなので、そこくらいしかないんですよね。

次男は基本、結構体力がありまして。
小児ぜんそくがあり、頻繁に通院していた長男と比較すると、小さい頃から風邪もそんなに引かない。呼吸器が強いからかなぁと思っています。
ただ、年間1~2回は強めの風邪を引き、そうなると咳が辛そうで、小さい子に多いパターンですが、よく吐いていました😢
とはいえ、よく食べる子はすぐに治るということでしょうか、小児科に行く回数も相当少なくて済んでいると思います。

そんな次男。
その日はお昼間からちょこちょこ咳が出ていたらしく、家にいた長男が次男に何度もマスクをするよう促していたようです。
でも「全然話を聞かない!」と、長男はぷりぷり怒っていました💦

熱を計らせると37.5℃。
おお?? なんかちょっとヤバくない?
声もおかしいし。とっとと寝なさーい!!と言って寝かせたものの、夜中におでこを触ってみたら、熱い。
こりゃマズイ。

長男は受験期。翌日は束の間の外出だから、むしろ早く出掛けなさい、と。
そして私はとりあえず予防接種はうっているので、会社を早退して病院に駆け込んだ時点で、なんと39.5℃。
結果はまぁそうでしょう、インフルA。
今はスゴイですね、1回飲んだだけで効果のある特効薬があるんですね!
そして先生にお願いして、それ以外に受験生分の予防薬(自費)をいただきました。

寄り添うとは

薬局でお薬をもらう時、薬剤師さんから説明を受けますよね。
予防薬を渡す時、薬剤師さんが
「もしかして…お兄ちゃんは受験生?」と聞いてこられました。
「そうなんです…💦」と私。
すると薬剤師さんが
「そっか・・・それはお母さん焦りますよね!次男くんも熱高そうだし、お兄ちゃんにもうつせないし!でもお母さん、これ飲ませて乗り切ってくださいね!あと少しだから、ほんとに頑張って!!」
と、励ましてくださったんです。
もう、これがめちゃくちゃ嬉しくて、ウルウルしました🥺

「見守る」とか「寄り添う」ってのは、きっとこういうことなんですよね。
今回のような場合、確かに個人情報的にはいろいろあるのかもしれない。
でも、その時の私があまりにもクタクタに見えて(実はこの日、いろいろ会社でありまして)、しかも割と不安そうにしていたんでしょうね。
自分よりはるかにデカイ、高熱の次男を連れていて、自分の分じゃない予防薬までもらっていて、思わず声を掛けてくださったのだと思います。
もしかしたら、その薬剤師さんにもお子さんがいたのかもしれません。

いずれにせよ、相手ことを状況証拠から推察し、最高のタイミングでほんのちょっと声を掛けてくれた。
時間にして1~2分程度の会話。
それでも、確実に癒される患者さんやその家族がいるのです。
相手に寄り添った行動というのは、相手の状況を自分に置き換えてみたり、瞬時に正しく分析したりして、最善策を練ることですよね。
見誤ると逆効果になりかねない。だから難しい。
実は相当気を配らなければできない、高度なテクニックです。

結局人は、ひとりでは生きていけない。
ほんの少し誰かが寄り添ってくれるだけで、疲れも吹っ飛ぶのです。
今、苦しんでいる人、困っている人にほんの少しでも「寄り添ってくれた」と思える瞬間を、私もお裾分けしていきたい!
そんなことを改めて思った、薬局での出来事でした✨

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