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7.好奇心は原動力

自分自身の勘違い

ライティングを学び始めた頃は、自分はゴリゴリの理系だと思っていました。そういう方面に当たり前のように進学し、理系知識を多少なりとも使うような仕事に就きました。また、栄養や食品、生化学系の内容でライティングのお仕事をいただくこともあり、リサーチをしている時は子供の頃に喜んで図鑑を見ていたのと同じような気持ちになります。ちょっと不謹慎かもしれませんが、この時間が楽しいのです。

ところがある時、急に気付いてしまったのです。
あ、私は単に科学が大好きな人なだけで、「研究するために寝食を削る」ような生粋の理系ではないのかもしれないな、と。
何がきっかけだったのか・・・今まで科学論文や研究手順書などに触れる機会は多くありましたが、ライティングの奥深さを知るうちに、どんどん表現の面白さに気付いていったからかもしれません。

「理系だから」進学先もこだわっていました。
「理系だから」仕事も職種もこだわっていた時期がありました。

それはそれで間違いだったとは思いません。ここまでそれで生きてきたのですから。でももしかしたら、私は自分の可能性を自分で狭めていたのかもしれないですよね。

理系って難しいとよく言われますが、私はあまりそう思ったこともなくて。
「勉強好きなんだね」と言われることもありましたが、おそらくそれは正解であり間違いでもあります。
科学の研究や調査が好き。そういう方面に好奇心が向いているというだけ。科学が好きだから、それに関する図鑑や本、記事を読むのが楽しいのです。
読書が趣味と言う方と一緒ですよね。ミステリーが好き、恋愛ものが好きというのと同じように、私は科学に関連するものが好み、要は「趣味が理系」ということに気付きました。

好奇心の対象が広がる

これまで「理系だから」を理由にして、ひそかに避けてきた文章の世界。
ライティングを学び始め、自分でも発信を始めてから、これまでのように「理系」に拘らず、様々な方面に好奇心の対象が広がってきました。
偏った世界観にいた私が、苦手としていた分野にも興味を持つようになり、例えば社会のことや経済、ビジネスのことなど、自分が知っていることなんて氷山の一角どころか、氷山の上のホコリ程度のものだと気付きました。(ホコリはあまりなさそうですが(笑))
また、noteやXなどで出会った多くの方々の発信も含め、自分の周りの彩りが非常に豊かであることに改めて気付きました。

今までは本当にびっくりするくらい社会全般苦手だった私が、光さんの記事で学びたいと思うのですから、これはすごいことなのです!

結局、人間の行動を促すものに、好奇心や探究心に勝るものなんてないのだと思います。知りたい、学びたい、やってみたいというのはすべて『原動力』になります。人間はきっとそうやって成長するし、いつからでも成長できるのでしょう。
理系が趣味である私は、これまで通り科学に関するものを楽しみながら、どんどん広がっていく自分の好奇心に、むしろワクワクしています。

「自分自身」という、私が一番苦手としている生き物について、また一歩理解が進みました。

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