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(連載)ポジティブ心理学 第24回「人間関係を育む反応のしかたとは?」

ポジティブ心理学の連載を始めて、あっという間に24回まできました。
全部読んでくださってる方って、どれくらいいるんでしょうか?
いつもありがとうございます。

ここまで続けてきた連載ですが、いったん、次回の25回で第一部を終了したいと思います。
また別の連載を始めようかと、、、思ってますので、引き続きお読みいただければ幸いです。

今回は「人間関係を育む反応のしかた」についてです。
人間関係って、何も喋らず、ただ隣にいて関係性が構築できたら、ラクなのになぁ〜なんて、思ったりしますよね。
子供の頃、友達同士で放課後、家に集まって、別に何かを一緒にやるんじゃなくて、ただ一緒にいて、漫画読んだり、ぬりえしたり、それぞれ熱のことしてるんだけど、繋がってる安心感を感じてたあの空間。
あの感じって、大人になると、ほとんどないんですよね。
絶えず話してないと不安になるみたいな人、多いですよね。
私はよく「話さなくても一緒にいるだけでもなぜか不安にならないんだよね」とか言われます。
私はいまだに、あの子供時代の空間を大事にしているところがあるかも、と人に言われて気づいたことがあります。

4種類の反応でその先の関係性に変化が生まれる

さて大人の時代に話を戻しましょう。
やはり会話というコミュニケーションが関係の構築の基本となるかと思います。
みなさんは会話で気をつけてることとか、会話の「型」みたいなものをお持ちでしょうか?

ここでは例として相手の話に対する反応ということで書いていきますね。

例えば、友達が仕事で大成功を収めた、としましょうか。
友達が成功した出来事について語ったとします。
その時、あなたならどんな反応をしますか?

こういう話を聞いた時の人の心理って、大体4つくらいに分かれるそうです。
1 ものすごく興味関心を持って、さらに質問したり、提案したりする。
  (積極的に肯定する関わり方タイプ)
 「すごいね〜!おめでとう!
  あなたならきっと成功すると思っていたよ。
  今度一緒にお祝いしない?」

2 肯定的な感情は持つが、相手への関心までは寄せない。
  (消極的に肯定する関わり方タイプ)
 「ふーん、そうなんだ。
  よかったね〜」

3 成功に対して否定する。
  (積極的に否定する関わり方タイプ)
  「え、また残業が増えるんじゃないの?
   仕事以外のことが何もできなくなるんじゃないの?」

4 関心もなく、ただただ否定する。
  (消極的かつ否定的な関わり方タイプ)
  「は。それって、あなたの成功なの?違うよね?」

どうですか?相手によっても違うという人もいるかもしれませんが、自分はどこに当てはまりますか?

普通なら1番でありたい、と思いますよね。
「辛いときは半分に、喜びは2倍に」してあげられるような人でありたいですよね。
でも、他人と比較する癖がついている人は、いつでも1番のような反応、というわけにはいかないのではないでしょうか?

でも、ぜひ意識的に1番のような反応をしてみましょう。というのが私からのご提案です。
初めは意識的かもしれませんが、やり続けているうちに、その思考が自然になります。

逆に4番のような方、ぜひその感情、手放しましょう。
その原因は、いつも自分を相手と比べていることです。
誰かと比べても、自分は自分なので、比べないことを意識的にやってみましょう。
これも続けるうちに自然と「自分は自分」の軸になっていきますよ!
そして、生きることも、人とのつながりも、ラクになっていきます。

何より、積極的に喜びを一緒に膨らますことって、自分も幸せになります。
そんな自分を見て、相手はもっと幸せになります。
幸せな姿が、また幸せを生むのです。

ということで今回はここまで。
次回は第一部の「まとめ」となります。
次回もよろしくお願いいたします。

今日もあなたの幸せ、願っています。







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