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ゲシュタルトの祈り

「わたしはわたしの人生を生き、
あなたはあなたの人生を生きる。

わたしはあなたの期待にこたえるために
生きているのではないし
あなたもわたしの期待にこたえるために
生きているのではない。

私は私。
あなたはあなた。

もし縁があって、
私たちが互いに出会えるなら
それは素晴らしいことだ。
しかし出会えないのであれば、
それも仕方のないことだ」

これはドイツの精神科医、パールズの詩「ゲシュタルトの祈り」です。
人は時に「今、私は本当の私の価値観で生きているのだろうか?」と自問することがありますね。
人と人とがつながりコミュニティを形成していく中で、周囲の人たちに全く影響されずに生きることは困難です。
特に親の思想や価値観、言葉に影響されることはよくあります。
「いい大学に入りなさい」「大手企業に就職することが幸せなんだ」「あなたの幸せは○○」「あなたはこういう人」という親の言葉を日々聴き続けていると、あたかも自分の心の中の言葉であると脳が認識してしまうことはよくあります。

もちろん、親の価値観と自分の価値観が全く一緒の人もたくさんいます。
親に育てられる中で価値観が形成されていくので、当然といえば当然です。
しかし、何かのきっかけで違和感を覚え、それが自分の価値観でないことに気づく人もいます。
親の元で育ち、親の価値観で育てられたとしても、親の価値観と自分の価値観が一致しない人もいるわけですね。

かくいう私もそのタイプです。親の価値観と一致するところももちろんありますが、昔から細かいところで微妙に違います。
特に進学、進路、仕事に対する価値観はなぜだかかなり違っているような、、、
親だけでなく、きょうだい間でも価値観は少しずつですが違ってます。
同じ環境で育つのに、不思議と価値観って完全一致しないものですね。

しかしお互いに否定はしません。
「私は私。あなたはあなた。」
なので私は自分の進みたい方向に好きな方法で進むことができましたし、これからもそうしていくでしょう。

もし、周りから自分へ向けられる言葉に違和感を感じたり、あたかも自分の価値観であると思っていたものごとに「もやもや」を感じたりしたら、それはあなたの中の「今、この時点での、自分への気づき」かもしれません。
そんな時はぜひこの「ゲシュタルトの祈り」を思い出してみてくださいね。

あなたはあなたのために生きていいんです。
あなたの価値観で生きても大丈夫。
縁あって、ここで私もあなたと出会えました。
出会ってくれてありがとうございます。

受験シーズンもあともう少しで終わりでしょうか。
受験生の皆さん、ぜひ自分の望む未来を手にしてくださいね。
自分の価値観で、大切なものを掴んでいきましょうね。

あなたの幸せを願っています。

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