見出し画像

帝王切開での出産、知っておきたい知識

出産には2つの方法があります。
『経腟分娩』と『帝王切開』です。

今回は、
出産方法と帝王切開について
お話したいと思います。

1.経腟分娩と帝王切開

経腟分娩とは
自然分娩とも言われていますが、
人類が誕生したときから行われている
膣から出産する方法です。

そして、
帝王切開の始まりは
1852年(江戸時代)だそうです。
帝王切開が行われるまでは
陣痛中に胎児が子宮の中で
亡くなってしまうことも多かったそうです。

現代では、
経腟分娩が不可能な場合、
帝王切開に分娩方法を切り替えることで
胎児を安全に子宮の外に
生み出すことができるようになりました。

2.帝王切開の適応

では、
どんな場合に帝王切開の適応に
なるのでしょうか?

・骨盤位(逆子)
・帝王切開で出産した経験のある人
・開腹で子宮の手術をしたことのある人

(子宮筋腫、子宮内膜症など)
・児頭骨盤不均衡
(骨盤の大きさに対して胎児の頭の大きさが
大きく骨盤の中を通ってこれない)
・重度の妊娠高血圧症候群
・胎児仮死
(胎児の心拍数の減少)
・常位胎盤早期剥離
(胎児が生まれる前に胎盤が剥がれてしまう)
・分娩停止
(有効な陣痛が来ているが児頭が下りてこない)

代表的なものに
これらが挙げられます。

3.帝王切開は立派な分娩方法

「陣痛を経験してみたい」
というママの気持ちは
女性なら多くの人が理解できる
ところかなと思います。

そして、
『帝王切開』に対して
経腟分娩ができなかった残念な気持ちを
抱く傾向にあります。
マイナスのイメージを持たれる方も
いらっしゃるかもしれません。

そんな世の中の風潮に対して
私が思うことは
「帝王切開は立派なお産の方法」
だということです。

予定の帝王切開であれば
気持ちの準備をして手術に臨めますが、
緊急で帝王切開になる場合には
気持ちの準備が整わないまま
手術に臨むことになります。

ママは、
赤ちゃんの命を守るために
自分の命を懸けて手術に臨むのです。

どんな手術にもリスクがあります。
そのリスクを瞬時に受け止めて
手術に挑むのですから、
本当にママってすごいなぁと思います。

つまり、
経腟分娩も素晴らしい出産方法ですが
帝王切開も素晴らしい出産方法なのです。

『赤ちゃんを安全に生み出す』
という目的に向かうのはどちらも同じで
手段が違うだけです。

なので、
帝王切開で出産されたママは
胸を張って出産したことを
話していいんです。

4.まとめ

命がけで出産するママの姿は
本当に神秘的です。

ヒトがヒトを生み出して、
人類を今日まで繋いできたのですから…

一家を代表して
その大役を務めるママは
本当にすごいんです!

帝王切開で出産されたママさん、
これから帝王切開で出産するママさん、
あなたのおかげで
赤ちゃんは生まれてくることができるのです。

赤ちゃんを産んでくれて
本当にありがとう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?