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予定のない主婦が手帳を持つ理由

こんにちは。
私はパートで働く主婦です。家族は夫のみで、夫の転勤で関西から長野に来ています。そのため、夫以外の家族や親戚、友人もいません。みな関西に住んでいます。しかもパートの仕事も、決まった時間に決まった場所に行くだけなので、手帳にあらためて書くほどのことはありません。ほぼ頭に入っています。
そんな私は去年からノート型の手帳をフル活用しています。アナログは時代遅れ??そんなことありません。なぜ予定がない女が、手帳を活用しているのかまとめてみました。


Googleカレンダーの挫折

私はミニマリストになりたい時期がありました。結局なれませんでしたが、あらゆる物を減らしたかった。その中には、ノートやペンなど筆記具も含まれています。スマホのアプリに家計簿やノートがあるし、iPadのペンシルがあればお絵描きだってできる!なにこれ便利じゃん!と、あらゆる紙は一旦手放しました。
こうしてノートやペンの数は減りました。さらに、マネーフォワードで銀行やクレジットカードの紐付けもし、半自動で家計簿もつけられるようになりました。現金の支払いも減り収支の把握ができ、今まで家計簿とは無縁の女は成長しました。Googleカレンダーに予定を入れ、マネーフォワードで半自動で家計簿ができ、ノートの代わりにiPadを使う。しかし、私の心の中は「何かが違う」となっていたのです。

今でも何が違和感だったのかはわかりません。でもノート型の手帳を使うことで、「自分らしさ」を感じれるのかなと思っています。

手帳は一つのアイデンティティー

手帳の自分らしさとは。
毎年お店には大量の手帳が販売されます。キャラクターやビジネス用など多様なデザインがありますよね。システム手帳になれば、カバーや書式などほぼ無限にアレンジができます。自分だけのオリジナルです。そして、書く内容もアプリと違い、何を書いてもOK。日記でもよし、家計簿でもよし、予定のみでも良いのです。色を変えることも、シールを貼ることも、必要な書類を挟んでしまうこともできるのです。

それに比べデジタルなスマホは、見た目はただの薄い媒体です。カバーを好みにできますが、紙の手帳に比べるとアレンジの多様性は劣ります。アプリの設定を変えれば好みの入力もできますが、それが自分の100%の好みかと言われると少し疑問になります。

このように手帳とは、ただ入力し確認する存在だけではなく、お気に入りのカバンやアクセサリーを持つような、自分の気持ちを上げてくれる楽しめる役割もあると知りました。

お気に入りの手帳を作る

そしてアプリと違うところは、アナログだからこそ手に持つことができることです。質感や微妙な色、大きさなど自分の好みのものを持つことができます。カバーもレザーやプラスティックなどに生活スタイルで変更可能です。

私は前述の通り、予定のない主婦です。自分のパートの勤務と夫の休日が分かれば問題ありません。まぁ一応お出かけの予定も書きますが、そんなこと滅多にないので書かなくとも覚えています笑。100均でシールを買って、勤務日と夫の休日を月間のところに貼っています。あとは、食費や日用品など私が出費を担当している明細を、同じく月間のところに記入しています。右端には一週間の合計金額も。これをすることで、いつ買い物に行って一週間でどれくらい使ったのか、とチェックをしています。

このように、自分でノートに直接書き込み電卓で計算することで、自動計算されていた時よりも節約できていると感じています。先週よりも出費が多くなると、焦って節約する気持ちが高まるからです。

生きている実感が湧く

そのほかにも、晩ごはんのメニューも手帳に書くようにしています。なぜこれを書くようになったかと言うと、大人になってから月日の流れが一瞬に感じるようになったからです。「もう年末?!」「もう今年の半分過ぎた?!」あるあるですよね。しかもそのペースが徐々に早くなり、「今月何してたんだろう」と一ヶ月がなかったことになりそうな時もあります。大袈裟かもしれませんが、夫婦二人の暮らしは特に変化がなく毎日が同じ繰り返しです。これは流石にやばい、となり晩ごはんのメニューを書くようになりました。

たかがメニューですが、これには驚くべき効果があります。それは毎日作ったメニューは、自分が生きていた証拠になるからです。「じゃがいもの消費に困ってたんやなぁ」「カレーを食べたの二ヶ月前なんや」「このメニューまた作ってみようかな」など、忘れてしまう取り留めもないある一日が蘇ってきます。夫と「あれ食べたね。あれから一ヶ月経ったんやって!早いね〜」と月日のスピードを話題にすることもあります。
手帳に書く予定がない人は、騙されたと思って一ヶ月試していただきたいです。きっと一ヶ月が終わる頃には、「私は今月も頑張って生きてきたんだなぁ」と実感すると思います。

あらゆることがデジタル化され、アナログなものは嫌厭されるかもしれません。しかし、私はアナログになることで自分を取り戻す性質があることを知りました。本を紙で読みたいときは、自分の心に余裕がある時であることも。一辺倒に何がいいではなく、自分に合った物の向き合い方をしていきたいなぁ、と長野の雪を踏みながら思うのでした。

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