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夢がなかった主婦に憧れの存在ができました

私には今まで夢がなかった。将来なりたい職業とか(今がすでにその将来だけど)、ビジョンとかそういった類のものです。なんとなく接客好きかも〜でずっと接客業だし、夫のこと好きかも〜で結婚をしました。それ以上でもそれ以下でもありません。

だから「小学生の時から看護師になりたくて」とか「バスケが好きで学生時代ずっとしてました」とか「夜中までこっそりゲームしてました」にとても憧れていました。だって、そんなこと私の人生において一つもないから。

当の本人たちはどう思っているか分からないけど、夢中になれる何かを知ってるっていいなぁ〜て思います。しかも人生の割と早い段階から将来の夢を持ってるってやっぱりすごいと思うんです。

憧れが強いあまり20代の途中ぐらいから、「私にはそうゆうのないから邪魔だけはせんとこ〜」と思い始めました。言い換えれば「頑張れ〜」「応援してるよ〜」「教えてくれてありがとう」です。まぁ大したことはしていません。

でも最低限、言わないことは決めました。「でもそれってさぁ…」とか「やめたほうが良くない?」とか。言っちゃいそうになっても、ぐっと我慢です。
好きなことに夢中になるって素敵なこと。だって本人たちはしんどそうやけど、キラキラした顔してるんだもん。

だから「イチローになりたい」と言われれば「頑張れ〜」だし、「お笑い芸人なりたいねん」と言われても「頑張れ〜」なのです。応援は一応してるけど、基本他人ベースで傍観者なのです。「絶対になれへんよなぁ」と陰で言うことも無いけど、「夢を応援するには私は何をすればいいのだろう」と具体的な行動を問うことも無いのです。本当にただの傍観者。

傍観者にとって一番怖いことが主観的・主体的になることだと思います。自分で全て決めて行動すること。それをしたら傍観者でいられなくなるし、冷静な感想なんて言えないからです。

私は36年間、傍観者でいたのでその気持ちはとても分かります。自ら進んでいたわけでは無いけど、夢中になれるものに出会って来なかったと言う意味では傍観者でしょう。でもそんな私にも夢ができました。

「さくらももこになりたいなぁ」

だってさぁ、絵を描いてアニメになって、文章書いて本になって、エッセイでは好きな人と好きな場所に旅行に行ってるし、それでお金稼げてるのって最高やん。いいなぁいいなぁ、私もそんなふうにお金稼げる大人になりたいなぁ。
言っていることは小学一年生なのです。

さくらももこになると決めたら、まずはさくらももこ氏の本を読むことだ。そういえば、コジコジってゆう漫画あったよね。存在は知ってたけど、読んだことがなかったので先日3冊大人買いしました。(ドキドキ)

…何これ、こんなにおもろい漫画がこの世にあったのね。
一人で涙流しながら読みました。笑いすぎて声も出てたかも。3冊だけなのに全然読み進めれなかったしね。こんなに笑ったのかなり久しぶりでした。家で読んでてよかったぁ。

コジコジでさくらももこへの遠い道のりを感じました。
でも、ダウンタウンの松ちゃんになること、イチローになること、藤井聡太になることよりも、さくらももこになることが一番自分の道に近いような気がします。さくらももこの道が自分の生き方に近いような気がするんです。

日本中には(世界にも?)、さくらももこになりたいと言っている子どもたちや大人たちがたくさんいることでしょう。私もそのうちの一人、one of themです。
どうすればさくらももこになれるのか、さっぱり分かりませんが、イチローになりたい少年が野球をしていたように、私は文章を書きます。そして「頑張れ〜」「応援してるよ」と言ってくれる人たちがいたら嬉しい。

そうか、あの時の友人もそんな気持ちだったのか。
36歳になって10代の気持ちを伏線回収しています。


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