カオリ🌿薬剤師

梅屋香織 | 薬剤師・フランス植物療法士2016-2020 パリの老舗薬草店Herbo…

カオリ🌿薬剤師

梅屋香織 | 薬剤師・フランス植物療法士2016-2020 パリの老舗薬草店Herboristerie du Palais Royal 勤務。現在フィトコンサルタントとして独自の植物療法コンサルテーションやセミナー等を行っています。noteは自分の中のことや伝えたいことを🌿

マガジン

  • フランス植物療法士・フィトコンサルタントのフィロゾフィ

    お仕事でのこと、日常的に考えていること、伝えたいこと

  • ガロワーズカオリ処方

  • まいにちティザンヌ

    まいにち、気分やシーンに合わせてつくるティザンヌのブレンドをまとめています。

最近の記事

ワタシの薬店づくり 植物療法のあるべき姿を求めて

2022年、この一年はこれまで描いてきた薬店の輪郭の中身を埋めていくような作業の連続でした。 困難もたくさんありますがそんなプロセスがとても楽しくもあります。 そしてこの薬店が自分を表現する居場所ともなり お客さまの「こまった」や「こうなりたいな」をぶつけていただく場所 そしてそれらの実現のためのプランニングをお手伝いする場所 として始動することができました。 小さな個人の薬店でありますので、まだまだ至らないところが多々あります。試行錯誤しながら、できることを無理せ

    • ワタシの薬店づくり 開業までの道のり タスク編

      ドラッグストアフィトリートを開業して6ヶ月になります。 開業までの道のりは、とにかくバタバタしていたということしか記憶に残っていないのですが、業務がスムーズになり少し落ち着いてきたこの頃、一つずつ記憶を辿って記録しておこうと思います。 ドタバタだったのも無理はない、何せフランスから日本への本帰国(まだ完全には終わっていない)と同時進行の開業でしたので その中には日本で住む場所の用意、息子の保育園入園手続き などを中心に、それに伴う書類の準備なども常に押し寄せてくるような

      • ワタシの薬局づくり。開業までの道のりを綴る ビジョン編

        フランスにいる間から、構想を重ねてきた薬局開業計画。2021年1月19日にフィトプラニング合同会社を立ち上げ、何度も何度も事業計画を練り直して店舗の世界観、取り扱う商品、そして数字を元にビジョンを定めてきた。 創業の専門家にも相談し、自分なりにビジネスのことも少々勉強してみた。色々な方にアドバイスを頂きながら、ゆっくりだけど着実に進んでいる。ありがたいことにこの薬局の方向性について共感していただくことが多くとても励まされていると同時に、じっくりとご愛顧いただけるような場所に

        • 日本への本帰国準備①

          7月末に日本に帰ってきまして、これは 本帰国のための一時帰国なのか、いやすでに本帰国といってもいいような気もするのですが 夫とポム🐈‍⬛がまだ揃っていないので、本帰国とは言えないかな。 実家に身を寄せながら8月、9月は母の手も借り、息子のオマール(愛称)の面倒を見てもらっています。 とにかくやることがたくさんありましたが9月も終わりに差し掛かり、なんとか以下のタスクはほぼ完遂。 ・転入届 ・夫のビザ申請のための在留資格認定証明書取得手続き ・オマールの一歳半健診 ・ワ

        ワタシの薬店づくり 植物療法のあるべき姿を求めて

        マガジン

        • フランス植物療法士・フィトコンサルタントのフィロゾフィ
          18本
        • ガロワーズカオリ処方
          1本
        • まいにちティザンヌ
          15本

        記事

          日本に拠点を移す準備をしています

          親しくしていただいている方やTwitter上では言っていますが、フランスから日本に本帰国する準備をしています。 出産して エルボリストリを退職し COVID-19のパンデミックがやってきて パリからフランスロワール地方へ移住 と、この2年程の間でライフスタイルは大きく変化しました。 子育てメインとはいえ、エルボリストリ勤務時代と比べたら 忙しさは落ち着いてきています。 そんな中、これからの私の植物療法にまつわる活動の可能性を探るべく、個人での活動(アトリエとコ

          日本に拠点を移す準備をしています

          フランスの自然の中で自生する薬用植物に触れてきました

          久しぶりのnoteです。 週末の二日間、フランスのペリゴールの(鴨、フォアグラ、トリュフが有名な地方です)大自然の中で、野生の薬用植物を摘み、そしてそれを使ったクラフト作りのスタージュ(研修)に参加してきました。 エルボリストリのお仕事を初め、植物療法士として扱う植物は300種以上。しかし実際の植物を目にしたことがあるものはごくわずか。それも薬用植物園や、栽培されたハーブでした。 薬用植物を摘み取る時期は大体5月から始まります。時期によって開花を待ったり、または開花する

          フランスの自然の中で自生する薬用植物に触れてきました

          精油や芳香蒸留水:フランスの事情と飲めるのか飲めないのかの話。

          フランスのエルボリストリで、または自分のキャビネでフィトテラピーのアドバイスをするときに 〇〇のHydrolat (芳香蒸留水)を☆☆に薄めて、飲んでみてください。 △▲の精油を、1滴。これこれあーして、□日間飲んでみてください。 などと精油や芳香蒸留水の飲用の話をすることは、日常的にある。 フランスでは精油や芳香蒸留水は飲用されるは全く間違いではない。ただ全てが正確に伝わってはいない。 これが一人歩きしては大変だ!ということでまことしやかに「フランスだろうが日本だ

          精油や芳香蒸留水:フランスの事情と飲めるのか飲めないのかの話。

          日本に帰国して、生活の中で気になったこと。

          2020年の年末から年明けまで、日本に一時帰国していた。 夫をフランスに残し、1歳になる息子を連れて。夫を置いてというのは心苦しかったが、フランス人の夫は、日本入国に壁がある。日本に帰ってゆっくりしておいでと背中を押してくれた夫には感謝しかない。 私一人で荷物を運ばなければならないし、日用品も最小限に飛び立った。 どうせなくても日本だったらなんでも手に入るから! 髪や体を洗うもの、メイク落とすもの、持たずに来た。 いざ調達しなければならない時に実は結構困った。なぜなら

          日本に帰国して、生活の中で気になったこと。

          急に冷えて頸が凝るとき。

          ありませんか? 疲れが溜まったのか、体が冷える、 頭も痛くなりそうな予感・・・ 首の後ろは寒邪(かんじゃ)の入り口。このような症状を感じたら、 漢方だと葛根湯がおすすめのケースなのですが おうちでさっとケアしたいときに精油のおすすめブレンドをご紹介します。 10mLの容器に 🔸シナモン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10滴 🔸ジンジャー・・・・・・・・・・・・・・・・・・10滴 🔸ジュニパー・・・・・・・・・・・・・・・・・・15滴 🔸レモングラス(またはユー

          急に冷えて頸が凝るとき。

          相談と質問

          以前から寄せられる質問の多くは 〇〇(病名)の時は何がおすすめですか? である。 時には服用中の薬や検査値までご丁寧に添えてくださる。 これって質問じゃなくて、受け取る側から見ると内容は「相談」 「このような個々の相談には返答できかねるので必要であれば個人相談を利用してください。」と言うようにはしているが。 答えを探るまでに、そちら側の情報を集めて分析して…というプロセスが必要になる。病名を見てフィトを選ぶわけではない。 ぽんと答えてくれる人がいればそれを参考にす

          2021年、どうやって働こう。

          新年、おめでとうございます。 現在日本に一時帰国中。お仕事関連、家族の用事関連といろいろ重なったため。2週間の自宅待機も無事終了し、本日から少し時間をもらってお仕事開始。 2020年は新型コロナウィルス流行の影響で色々行き詰まりを感じた年。それでも1月に息子が生まれ、家族での時間を濃密に過ごすことができたことはこの年ならではのこと。 そして働き方としてはフィトのことをオンラインで伝えるベースができたことは大きな変化だった。そして数年前から温めていたオンラインメディアのロ

          2021年、どうやって働こう。

          アクティブモードON!集中力アップティザンヌ

          楽しみにしていたフィトテラピープラニング第一回目の日。 準備期間も含めて、何か大きなイベントが待っている時って、やっぱり体にストレスはある。それはいいストレスでもあるのだか。わくわくドキドキしつつもやはり緊張する。 当日までもストレスコントロールはしつつも ここぞ集中力高めて上手く話したいなと思い、淹れたティザンヌ。 ・シベリアニンジン ・ローストマテ ・サリエット ・オレンジピール ・ペパーミント マテはグリーンまでの方がカフェインほか成分が豊富だが、とても苦いの

          アクティブモードON!集中力アップティザンヌ

          ほのおの盾。防御力アップのポカポカティザンヌ

          フランスでは、日本でいう五月病のようなもので La fatigue de Novembre 11月の疲れ と言われるものがある。 秋、冬へと季節が変化し、体のストレスも大きくなる。特に日照時間が大幅に減ることによる(セロトニン やビタミンD不足の原因となるので)季節性の気分障害がよく知られている。うつ状態とまではいかなくても、疲れが出やすい時期だ。そんな時は免疫の低下に注意したい。 今回は、例によって11月に体調を崩しやすい夫のためにのブレンド。疲れがなかなか抜けず、手先

          ほのおの盾。防御力アップのポカポカティザンヌ

          週末の思考回路リセットティザンヌ

          日曜日。この週はオンライン講座を受けたり、自分が行う講座の資料を準備したりで、脳もお疲れ。 ちょうど夫も先週の仕事で緊張していたみたいで、どっと疲れが出たみたい。 こういう時は油断大敵。免疫機能も下がりやすくなるし。ストレスかかった分、きちんと休息、回復しないとね。 ・ゴツコラ ・パッションフラワー ・ジンジャー ・スギナ ・ベルベンヌ 疲れは溜めないにように、コレに尽きる。ストレスがかかった脳を休めて、また新しい週をクリアな思考で能率アップ⤴️

          週末の思考回路リセットティザンヌ

          この調子で、午後も途切れず頑張るためのティザンヌ。

          朝からいいペースでお仕事しているが、お昼ご飯を食べるとなんだか集中が途切れちゃう。 そして結構頭使っていろんなこと考えている時間が続くと、ストレスがかかり消化も悪くなる。 そんな状況が続くと慢性的に胃が重くなったり吐き気がしたりやがて頭痛が起きたり… この日もそんな兆候が見られた。 でもティザンヌで、強壮しながらも消化を促進してくれるものを選んでみると、お仕事態勢を崩さずに消化不良を防げるのだ。 私が愛飲しているブレンドの一つ。 ・ジンジャー ・サリエット ・ロー

          この調子で、午後も途切れず頑張るためのティザンヌ。

          ランニングデビューしたから飲む、天然スポーツドリンクティザンヌ

          実は数日前から私、家の周りを走り始めた。フランスの再ロックダウンも手伝って。 走るのなんて20年以上ぶり・・・大の苦手だったということもあり、それはもう本当に少しずつなのだけど。 ・シベリアニンジン ・ゴミシ ・ハイビスカス ・スギナ ・ペパーミント ハイビスカスは抗酸化物質やクエン酸が豊富で、疲労物質の乳酸を代謝を促進。スギナでミネラル補給。そして2つのアダプトゲン植物で運動パフォーマンスアップ🏃🏻‍♀️! 運動嫌いというわけではなくて、結構筋肉痛は好きだったりする

          ランニングデビューしたから飲む、天然スポーツドリンクティザンヌ