見出し画像

新しいカニを飼う話⑦ 入院準備はファスティングつきワーケーションへ行く気分で

荷物のパッキングは得意だ。
このサイズのカバンに納まるのか?と思われる量を、楽しんで詰め込むことができる。好きなのだ、パズルが。

それはともかく、入院準備がほぼ終わった。手術とケアについては、もう病院にお任せするしかないのだから、せめて入院生活を快適にしたい。
というわけで、半月前くらいから情報収集を始めた。YouTubeで。
いちばんよく見ているのが「乳がんママの日常」。
いろいろと参考になる。

カニがいた場所は違うけれど、同じように上半身の手術を最近受けた友人ジャスミンさんの話も参考になった。

こうして、何を見ても誰に聞いても、持っていくべし!だったのは、「S字フック」と「おやつ」。
S字フックは、入院する人には必須アイテムらしい。カニに限らず必ず話題に上がる。
新しいカニを追い払う手術は、内臓疾患ではないため、食事制限がそんなにないらしい。そしておなかが減るらしい。
病院内にはコンビニもあるので、そんなにたくさんは持っていかないけれど、たまたま友人からもらった賞味期限が少し先のお菓子を2種類持っていくことにした。見た目もとても可愛いので、気分も上がりそう。
先達たちが言うように、香りのいいグッズも持っていく。便利なだけでなく癒しも必要。
デジタルデバイス関連、充電器類はもちろんのこと、延長コードも必須だそうだ。入れた。

とりあえず、パッキングしてみた。まだ忘れているものがポロポロありそうなので、こういう長期の「旅行」の準備は2~3日前に一度完了しておくのが大事。ラストスパートで「忘れてた!」物を足していく。
最終的な入院グッズはリストを作って、いつか公開する予定。

しり込みしながら、顔だけかろうじて前を向く

気分としては、ちょっとしたワーケーションに行く仕度をしているみたいだ。2日近くほぼ絶食の予定なので、プチ・ファスティングつき。

まるで手術に向けてとても前向きな人みたいだけど、それはちょっと違う。こわくてたまらないから、理解が及ぶ部分だけを注視しているだけなんだ。
精一杯しり込みしながら、それでも顔だけはなんとか前を向いているような感じだ。へっぴり腰もいいところだ。

だからこれはワーケーションなんだと思い込むことにする。パッキングだって楽しいんだし。

50年に一度といわれる勢力の台風が接近中だ。しあさって、無事に入院できますように。しり込みしているくせに、手術が延期になるのだけは避けたいのだった。

トップ画で見切れているカレーの全体像。メインは魚のカレーで、ダールカレー、ドライカレーとの3種盛り。玉ねぎのアチャールや漬物、野菜もいっぱい乗っていた。

写真は、先日の麻酔科の術前検査と診察のあとに食べた、西新宿のFISHのランチ。めちゃくちゃ美味しかった!
術後はしばらく外食もできないので、誰とも話さず外食できる場所ばかり行っている。大好きないつもの店は、行ったら誰かとしゃべってしまうから。おいしいお店の新規開拓が進む理由は感染対策なのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?