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カニを捨てて歩き始める② タモキシフェン服用して3週間ちょっとがたった

タモキシフェンの副作用?

手術から、もうじき2カ月になる。放射線治療は12月からに決まったので、11月はほとんど何もすることはない。
とはいえ、タモキシフェン(ホルモン治療薬)は飲んでいる。朝食後に1錠飲むだけ。なのだけれど、意外と忘れやすい。LINEのリマインダーBOT「リマインくん」を使っている。

副作用らしいものは、今のところそんなに感じられない。
少なくても吐き気はない。
眠れない、寝つきが悪いのは続いているけれど、薬の副作用なのかはわからない。もともと季節の変わり目は眠れない質なのだ。
体重増加は、多少あるけれど、これも今月はとてもよく人に会っている=お酒を飲む機会があるということなので、単に呑み過ぎ・食べ過ぎなのかもしれない。
気分の落ち込みもない。むしろ、このところ仕事の環境が安定していて、ほどよく忙しいので、やる気ならある、という感じ。
そんなわけで、いちばん気がかりなのは、やはり睡眠なんだ。

私のために考えてきてくれた、手をつかない太陽礼拝

昨日は、手術後初めてのワンデイリトリートだった。
また親友がうちに来てくれた。
前回は、「手術前だから」ということで、体力補充のため通常のヨガをした。今回は、「もうほとんど傷の痛みも消えたから」ということで、やはりほぼ通常のヨガだった。

通常のヨガとは、手を床について腕に体重をかけたり、うつぶせになったりする動きが入ることを意味している。傷が痛いとできない動きだった。
傷の治りが早かったから、胸の部分を気遣う動きはあまりなかった。
それでも、手をなるべく床につかない太陽礼拝を考えてきてくれた。これはとてもよかった。

動きの説明で面白かったのが、肩甲骨に関する動詞や形容詞が多いことだった。
いちばん訳がわからなくて笑ってしまったのが、「肩甲骨を尻ポケットにしまう」だった。バレエでは割とよく使う表現らしい。
要するに、肩甲骨を下げて、首をしっかり伸ばす意識なのだ。
他に、「旅する肩甲骨」とか、「肩甲骨が左右に流れる」とか。
考えてみたら、肩甲骨は肋骨からも背骨からも浮いている自由な骨なんだな。

この日は、ヨガのあとに地元の美味しいカレー屋さんでご飯を食べた。真ダコ、春菊、干高菜、シシャモ、豚肉などのアチャール、チキンのカレー。スパイスの効いた自家製のリキュールのソーダ割がとても合った。

真蛸のアチャール

ヨガは利尿作用があったのか、なぜかとてもトイレが近くなり、そしてとても眠かった。夜は安眠した。熟睡というより安眠という感じだった。

体を動かすことが、乳がんの再発防止にどう作用するのかはわからない。
でも、こうして「困った症状」に対して、体を動かしたり食べ物を工夫することで乗り越えて行けるなら、それでいいんだな。
それは結局、健康を維持するという意味で、通常のことと変わらないのだなぁ。
私のための乳がんヨガも、あちこち突っ張ったり固まったりしている筋肉をほぐすことが第一。体の様子をこまごまと話し、それを聞いて私に合う動きを考えてくれる人がいることは、何よりもありがたいのだった。

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